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男女間の友情?

男女の友情はアリだとかナシだとかは永遠のトピックだが、そういえば『セクシー田中さん』も、主人公の女の子の部屋に平気で泊まっていく男友達のことが実は好きだとか好きじゃないとか、そんな話で始まった気がする。

友人グループの中の男子達とは違って、一対一での付き合いのある異性の友達というのは、ちょっと特別な存在ではある。私にも15年間ほど男女ひっくるめて考えても最も親しかったと言える男友達がいた。
お互い交際相手には不自由していなかったし、異性と二人きりになるだけでドキドキするような純情派でもなかったのが幸いしたのか、15年間いい雰囲気になる事もなく、指一本触れることなく、バカみたいに一緒に話して、バカみたいに遊んで、バカみたいにダラダラ時間を共有した。

これが漫画や小説だったら、「親友だったアイツのことが実は。。。」っていう展開が定番なんだろうけど、マジクソほんとに何もなかったwww

そんな友達の話がなぜに今では過去形なのか。
それはお互い結婚したからだ。先に私が結婚したが、
「そんなちゃんとしたヤツと結婚されたら、俺が気軽に遊びに行けねえし!」
という滅茶苦茶アタマが悪そうな理由で反対された。いやいや、結婚はちゃんとしたヤツとしたいから!
数年後には向こうが結婚した。しかも結婚式に呼ばれなかった。
私は完全にヘソを曲げた。ああ、上等だよ、絶交だよ!

と、そんな感じで決裂である。ああ、男女の友情って脆いなあ、くそ。
まあ連絡を取ろうと思えば取れるし、生きてるうちに仲直りしたい気もするが、もしや相手がものすごくキチンとした大人に成長していたりして、
「いやあ、お久しぶりです!お元気ですか?」
なんて敬語で挨拶でもしてきた日には、寂しくなって夕日に向かって走ってしまいそうなので、やっぱ会わなくていいか。

今日そんなことを考えていて、ふと気付いた事がある。
その友人はビジュアルがなかなかに少女漫画で、一緒にいると周りの女の子達にやたら羨ましがられていたのだが、さて、もしも彼がブサイクだったら、私は友人でいたのだろうか???
たぶん答えはNOだ。

そんな私はとてもズルいと思う。

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