【マイ・リトル・トーキョー】1ヶ月目:自分を許すことは、他人を許すこと
私は完璧主義で、仕事はいつも100点でなければいけないと思って生きてきた。
私の眼から見て完璧ではないことは許せない。特に自分に対しては、ミスや失望されることなんてあっていけないと思っていた。そして他人を許すことも苦手だった。
先日、仕事のミーティングでソワソワというか不安を感じることがあった。せっかくなので、なぜ自分が不安に思ったか深掘りしていくと、完璧主義の自分が顔を出した。
ある原稿を書く仕事をしていたのだが、編集さんからフィードバックをもらって修正のミーティングをしていた。原稿は何度か書き直して完成させるのが当たり前だが、一発OKにならない自分にイライラしてしまっていた。すべて完璧にこなせる人なんていないと頭ではわかっているが、自分には120点を求めてしまう。
自分にも他人にも、こんなに完璧を求めていたらそれは疲れてしまうよな…ハッとした瞬間だった。今月からは「他人からの評価=収入」の観念で仕事をしないと決めたのに。気を抜くとつい以前に価値観に戻ってしまう。
では自分が支払う立場ならどうだろうか?
まず、お客さんとして食事に行ったり買い物の時に店員さんに理不尽な態度をとられてもさほどイラッとしない。その店にはもう行かなければいいし、今後接点を持つか否かはこちらに決定権があるからだ。
自分がお金を払って仕事を依頼する場合は、完璧にこなして欲しいとは思うものの、自分自身に対しての評価ほど厳しくはない気がする。
それより自分は「評価をされない」や「失望される」ということをかなり恐れているみたいだ。これはつまり…巷で言われる自分軸で生きるってやつで解決できそうだが、そうするにはどうしたらよいか?
評価されなくても失望されてもいい。『自分を許す』『自分に許可する』
スピ界隈では毎日目にする言葉だけど、これができたら苦労しない。それに、私にはなぜか『自分に許可を出す』の言い方がしっくりこない。頭では理解しているが、腑に落ちないパターン。
このパターンの場合は自分が腑に落ちる言い方に変えた途端、すんなり入ってくることがあるので、自分に合う言い方を探してみた。
『できない自分も受け入れる』『できない自分を認めて可愛がる』ならしっくりくる。自分の子どもやペットを愛でるように、自分を愛でてあげて、よく頑張ったね〜と褒めてあげられるようになれる気がする。
自分の感情を無視せずに、「あれ?」ってなったら立ち止まって自分の感情や本心を深掘って向き合う。
その余裕がなかったから、感謝ノートも夢日記もビジョンマップも焦りながら苦しいなって思いながら作ってた。
さらに、
・しっかり休むこと
・焦らずゆっくり進むのを恐れないこと
・他人の言動ではなく自分の本心に従うこと
・気持ちいいな、心地いいな、と思う時間を過ごすこと
・無理に嫌いな人と過ごしたり、嫌な仕事を引き受けないこと
こんな風にリラックスして、気持ちよさそうに生きている人の周りに、人や幸運が集まってくるんだろうな。
今まで散々自分を追い込んで他人様の眼から見る自分ばかり気にかけてきたから、すぐに変われないかもしれないけど、
続けていくと今までよりずっと生きやすくなるだろう。