【マイ・リトル・トーキョー】プロローグ 0ヶ月目:私の本心がわからない
8月と9月は自分を整える期間と決めた。
8月はまだ少し会社の仕事が残っているので無理のない範囲で自分を整え、9月から本格的に自分の好きなことしかしない生活に突入する予定でいる。
ここ数年、自分をごまかし続けて本当はしっくりきていない仕事や環境に身を置き続けた。思考で無理やりこの会社で頑張るべきだと言い聞かせてきた。
辛いことがあれば紙に気持ちを書き出して気持ちを掘り下げることは何年も続けてきたので、ある程度自分の本心はわかっているつもりだったが、
会社を辞める=申し訳ない、迷惑をかけてしまう
の気持ちが強すぎて、自分の気持ちが分からないループに陥っていた。
ただ、自分の気持ちがわからないときというのは、相当怖がっている時だ。
私の場合、迷惑をかけてしまう申し訳ない気持ちと、ろくに結果も出していないのに会社を辞めていいのかという罪悪感が強すぎて、会社を辞めたい本心を隠してしまっていた。
「本心がわからない」は、相当強い罪悪感や怖さを握りしめている証拠だ。
強く握りしめている状態ではうまくいくはずがない。一度手を緩めてみるしかない。緩めさえすれば必ずうまくいく。
勇気を出して手放したあとには幸運がやってくる。空いた隙間には必ず、握りしめていたものの何倍も自分にしっくりくるものが入ってくる。
「本心がわからない」時は、勇気を出して手放すときだ。
過去を振り返っても、勇気を出して大きなものを手放した後には必ず神様からのプレゼントが届いていた。(家とか結婚を引き寄せてきたが、それはまだ今後ゆっくり書くとして)
とはいえすぐに行動に移すのは難しい。私はまずは断捨離や掃除をして物理的に身に周りをスッキリさせることで自分を整えてきた。
数年に一回、物を捨てたくなって断捨離しまくる周期が巡ってくるのだが、物を捨てまくった半年以内に大きな変化が起きている。転職や引っ越しや結婚の前には必ず大がかりな断捨離していた。
リビングのソファーや大きな物を捨てまくったのが5月、その2ヶ月後ひ仕事を辞めることが決まった。
徹底的に自分を整えてみようと決めてから、タイミングの良いことが増えてきた。行列必至のラーメン屋さんに神がかったタイミングで並ばずに入れたり、久しぶりの人との再会が続き楽しい時間が過ごせたり。
毎日1分づつでもいいから、自分のワクワクや安心できるを増やしていきたい。