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23歳、東京ひとり旅 最終日

12/26(Tue)

ホテルから富士山の頭だけ拝めた🗻


元々歌舞伎町タワーの映画館にいく予定だったが
チケットの高さ(設備の高さを売りにしている)とせっかく東京にいるのに隔離された空間で2時間座りっぱなしになるのが受け入れられなかった。

代わりに代々木公園で散歩とまたあの本の続きを読み進めることにした。

原宿駅の改札を出ると目の前には竹下通りが広がるが、入らず右へ曲がる。

公園に着くとそこには犬を散歩する人、ベンチで寝ている人、キックボードに乗る子ども、その手を繋いで並んで歩く人、キャッチャーボールをする人、サイクリングをする人、ピクニックをする人、ジョギングをする人、そしてテイクアウトしたマフィンをぼろぼろ溢しながら食べる人(わたし)等がいた。

家族連れも多く癒された


公園はみんなが好きなことをする場所。
その広さのおかげで都会にいることも時間も忘れて耽ることができた。

自分のベンチを確保

昨日友達に教えてもらった無料で入れる都庁の展望室に向かうため、
公園から30分ほど歩いた。
途中、Luupに乗りたいと思い登録までしたが交通テストに一発合格できず、歩いた方が安全だしペーパードライバーの自分が乗る資格はないと判断して引き続き歩く。

45階から見た東京の街は道がみえないほど建物で埋め尽くされていた。

大きな街の小さな自分。

東京に来るのは初めてではないし、大阪もそこそこ都会ではあるけど、
それでも私はこの街に飲み込まれそうな感覚に何回も陥った。


ボランティアガイドさんが活躍してた展望台


でもこの場所をお勧めしてくれた友達は、
高いところから見下ろすと

人がアリみたいにちっちゃく見えて
自分もアリサイズで何者でもなくなって、
何でも好きな事していい気持ちになれる

と言ってくれて、
自分の考え方と180度違っていて、前向きな気持ちになれた。

人はアリ!

京都で出会った友達が住む谷中(やなか)でランチをしに日暮里(にっぽり)という駅で下車後、google map通りに橋を渡り、
墓地を申し訳なく横切ってたどり着いたカフェはオーストラリアの影響を受けており、

頼んだロングマキアートはロングという名前なのに
量が圧倒的に少なく、コーヒーも濃かった。

コーヒーは大好きだけど、知識はまだまだな自分。

コーヒーは一口飲んだだけでもこの量

これまでの東京旅で何をしたか振り返るような話をし、
この旅が終わりかけている事を実感した。

谷中銀座は猫で有名らしい🐈

上野公園に向かって近所を案内してくれた。
観光客と住民が行き交う町で
何が観光客と現地住民を隔たせるのか、考えた。

上野公園
3日間天気に恵まれて良かった〜!


最後にイギリス留学時代の友達に会いに、日本橋へ移動。
仕事終わりの友達がくるまで、
大通りからライトアップされたスカイツリーを眺めて見惚れていたが
そんな人は周りに一人もいなかった気がする。

フードコートみたいな所でビールとチップスとピザとタコスを注文。

ジャンキーに締める東京最後の晩餐

今年の4月からこっちに転職して住み始めた友達は私からすると立派な東京人だが、
私が今回の旅で行ってきた場所を挙げるとその多さに驚かれた。
土地勘がないし大きな駅で迷って泣きそうになったこともあると聞いて、
観光客の私はどこか安心させられた。

東京に住んでいる人は皆街に慣れっこで、自信にあふれていると勝手にイメージを作り上げていたのかもしれない。

「街=そこに住む人」ではなくて、むしろ「そこに住む人=街」が正しいのかもしれない。

帰りの新幹線では隣の人は机に
ストロングゼロの500ml缶とじゃがりこLサイズを、
私はグリーンスムージーといろはすの水を置き、
お互い西の方向へ帰っていく。

疲れていたのもあって気付けば船を漕ぐまで寝てしまっていた。
イギリスから日本に帰国するときの飛行機で聞いていた自作のプレイリストの一曲一曲、歌詞を噛みしめながら聴いていると
新幹線が動き出したときに込み上げてきた涙や感情はいつのまにか和らいでいっていた。



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