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2度目のコロナ感染日記 0日目

検査キットに振られる


連休明けすぐに鼻声、のどの痛み、咳があり、休もうかと思った日もあったが、1日4つも授業がある日だったし、テスト前ということもあって最後まで自分で教えたいという気持ちもあって無理して勤務していた。

周りにも「コロナなんじゃない?」と言われていたが「元気ですよ!」と気持ちだけが先行した体には嘘をついた返事をした。

木曜日に続き、金曜日は18時30分まで生徒の追い出し係で残業した。

さすがにしんどすぎるので検査キットを買おうと思い、最寄りの駐輪場で一旦思い当たる薬局に買えるかどうか確認の電話をする。

するとどこも時間が遅いため販売できないとのこと、、。

その瞬間しんどさと拒否られたという事実が相まって涙が出てきた。

とりあえず家に帰る。

家に帰ると姉に抱きしめられ、イオン薬局なら開いてると教えてもらう。

イオンさん、ありがとう


もうしんどくてまた外に出る気も無かったのだが、もう一度自転車に乗り、真っ暗の道の中イオンに向かう。

(イオンさんほんまにありがとう。従業員の方も遅くまでほんまにありがとう。)と心の中で呟きながらイオンの巨大な自動ドアをくぐる。

夜の20時前で駆け込みの客が多かったのか、待ち時間が結構あったので
その間に食料品売り場で買い物をする。

たまたま番号が自分の誕生日やったラッキー!

とりあえず必要になりそうな栄養ゼリーとのど飴を目指して大股で歩いて行く。

ゼリーが重たいのでカゴを探しているとセルフレジの側に見つけ、従業員の方に会釈しながらカゴを手に取る。

カゴというのは便利なものだが同時に悪魔である。
その大きな空洞は爆買いへのリミッター解除だと私に囁いてくる。

夜のスーパー

イオンだからまだ買い物客は普通にいるが、広い通路と高い商品棚に自分が埋もれつつもカラフルな商品に囲まれた私はスキップでもしようかなというくらい高揚な気分になった。

学生時代でバイトしていた薬局でも商品に囲まれて、帰りにお客さんが帰ったあとの自分だけの買い物時間が楽しかったのを思い出した。

その後はお菓子コーナーで最近ハマっているおぱんちゅうさぎのステッカー付お菓子やポテチ、値引きシールの貼られたシュークリームを家族分、ネットで見てたQooのすっきり白ブドウのペットボトル(もう残り少なかった)、デザートヨーグルト等をカゴに入れ込み、気づけば空洞は見えなくなっていた。

お菓子しか見えてへん

セルフレジに行こうと思ったが、エコバッグを何度セットしても重量エラーで次に進まないので仕方なく有人レジで。秒でスキャンし終わってて人にやってもらう有難みを身に染みて感じた。

パンパンになったエコバッグを片手に処方箋に戻りキットを受け取る。

家についてすぐ検査。15分待って結果が出ると書いてあるのにものの1分で結果は出た。コロナ陽性、インフル陰性。

「もう知ってたよ」くらいの気持ちで結果を受け入れる。

明日から土日なので2日で治るか、という軽い気持ちでやっと晩ご飯のたこ焼きを頬張る。


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