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【キャロットクラブ】これまでの収支と出資理由と戦略と(前編)

先日投稿したキャロットクラブの簡易評価の記事について、導入部分の収支等にご質問等をいくつかいただいた。

意外と皆さん、細かい収支をつけておらず、興味があるとのことだったので、この際、現時点での収支と出資戦略などを詳らかに書いてみたいと思う。

先の記事のとおり、2010年にオードゥルルドというフジキセキ産駒の牝馬に出資したことで、私の一口馬主の人生は始まった。

これまで、以下の11頭に出資し、2023年8月末時点で-650,230円だ。
そのうち、会費が504,930円と、長年やっていると会費も意外と堆く積もってしまう。

オードゥルルド
サンブルエミューズ
ロスヴァイセ
チャリスウェル
エピカリス
ゴールドティア
ファジェス
ナミュール
ラクスバラディー
ヴァーンフリート
ラヴェル

入会した頃はまだいい時代で、会員でなくても最優先権がもらえていた。
(しかもバツ制度がなかった)

そのころ、凱旋門賞帰りの失意のディープインパクトがジャパンカップを勝ったとき、その2着になったドリームパスポートという馬がいた。

きさらぎ賞と神戸新聞杯は勝ったが、GⅠでは善戦までの馬だった。
それでも総賞金を5億円ほど稼ぎ出した馬だ。

自分は一口馬主として、地味な血統で募集額は低いながらも、そういうふうに長く重賞戦線で活躍し、気が付いたらプラスだった、といった馬を持ちたいと思った。

ドリームパスポートはフジキセキ×トニービンだったので、同じフジキセキ産駒で、母父がトニービンと同じグレイゾブリン系のオードゥルルドに出資した。募集額は1,600万円で、当初は平田厩舎に所属し、のちに栗田厩舎に転厩した。

オードゥルルドは新馬戦や500万下で3着になったものの、結局JRAでは勝利をあげられないまま、地方交流戦を1勝して引退となってしまった。

記事ではこの後、出資した口数や収支の詳細、出資戦略などを記載していくが、自分の金銭感覚や細かいお財布事情にかなり細かく触れるため、申し訳ないがここからは有料とさせていただきたく思う。

前編では11頭の合計収支、オードゥルルド・サンブルエミューズ・ロスヴァイセの個別収支と出資理由、それからその3頭の厩舎への感想、ラヴェルの現時点のおおまかな収支、そして全体的な出資戦略を書いている。

ひとつお伝えしておきたいのは、私は一口馬主でプラス収支を目指している、ということだ。

それではさっそく、2010年に入会後、現在までの収支の詳細をお伝えしよう。

・会費等:50万4,930円
・出資金:295万5,000円


・維持費等:251万4,608円
・賞金等:518万8,957円
・確定申告還付:12万2,151円
   ▲ 65万230円

会費と維持費がかなり大きなウエイトを占めているということに気づく。

私自身、理由は後述するが、高額馬への出資を極力抑えていて、それでも【出資額】と【維持費・会費】の合計額がほぼ同額となる。

だから私は、会員の皆さんがよく口にする「回収率」という切り口に懐疑的になってしまう。

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