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草木染め@梔子
お正月のお節料理でよく作る栗きんとんの、あの黄色味を出す際に使う梔子(クチナシ)。よく作るとはいえわたしが栗きんとんを作るわけではなく、母がよく作っていました。
台所の棚にある引き出しを整理していたら、何年前のものかわからない梔子の実を発見しました。宝物を見つけた!という感覚で喜びました。
料理に使うことはないであろうと思いましたので、当然のように染め物に使うことにします。
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生の実から染めるのと、乾燥した実を使うのでは違いがあるのかもしれません。今回使うのは何年も引き出しに眠っていた乾燥した実なので、きちんと色をいただけるのか、少々心配しておりました。
早速鍋に湯を沸かして、梔子の実を入れます。
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30分ほど煮立たせたらとても濃い黄色い染め液になりました。
早速糸を入れます。
ゆったりと染め液の中でムラなく染まるように泳がせます。みるみる黄色を吸い取る絹糸。本当にみるみる染まっていきます。
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染めている今の季節は冬ですが、夏のひまわりを思い出します。
この色、大好きだわ〜・・・と、呟きながら染め液に潜らせていました。
もともと黄色は好きな色なのですが、疲れている時に見て「元気出た!」と思う時もあれば、逆に「その元気刺激強すぎ・・・」と思う時もあります。人のココロの疲れに色の力はさまざまな効力があります。
今、この黄色が「大好きだわ〜」と思えるということは、わたしのココロは元気色を受け入れる余裕がる、というココロのバロメーターになります。
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なんとも華やかな黄色!
植物からいただいた元気色。自然と笑顔になりました。