見出し画像

3分で解決!103万円の壁よりも、重要な106・130万円の壁とは?

はじめに
そもそも103万円の壁ってよく耳にしますけど、何ですか?
なんとなく、超えると損するみたいなイメージでしょうか。

今回は、103万円のメリットとは?デメリットとは?これからの働き方ベストなのは?どのような選択なのかについてお届けします。

本記事をよむことで、103万円のメリットとデメリットを理解した上で、自分で働き方を選択できるようになります。

FP歴7年、お金に騙されてきた経験をバネに自分と同じ経験をして欲しくないと、少しでもわかりやすく、お金と人に関するお得な情報を発信しております。

目次
・そもそも何で103万円?
・103万円のメリットとは?
・103万円のデメリットとは?
・これからの働き方ベストなのは?

そもそも何で103万円?

〜どういう背景で誕生したの
学生や主婦の力を借りて、雇用を盛り上げようまた、家計を助ける労働に負担を強いるわけにもいかないから、ちょっと負担を軽くしましょう、といった国の配慮策ともいえます。
この103万円は、1ヵ月の収入に換算すると、約8.6万円の収入イメージです。

〜どんな仕組みなの
ズバリ、次の計算により103万円が0課税となっております。
103万円-48万円(基礎控除)-55万円(給与所得控除)=0課税
この課税控除額のマックス値が103万円な訳です。103万円を超えた分に対して、所得税が発生してきます。

例えば、105万円のケースで考えてみると
103万円を超えた2万円分に対して課税されますが1,000円で収まりはします。

103万円のメリットとは?

社会保険料がかからない
国民健康保険料、国民年金保険料を扶養者の保険に入れてもらうことで免除されます。
103万円の収入を超えると、会社の扶養者手当がなくなるケースもありますので、注意が必要です。

103万円のデメリットとは?
将来年金額は不足する

パートナーに先立たれた場合、将来の老後資金は不足に陥ることが多いです。
65歳以降の国民年金満額でも月額6.5万円だけでは足りないので、上乗せできれば将来の生活にも余裕が生まれます。

これからの働き方ベストなのは?
長期的にみるとら資金が不足する可能性が高いので、払っても損ではないです。

では、どう判断していけばいいのでしょうか?
ズバリ103万円の壁だけではなく、先の106万円、130万円、150万円の壁について、理解しておきましょう。特に、106万円と130万円の壁については重要です。

103万円 所得税の壁
大きく手取り額に影響はないですが、会社から支給される配偶者手当がなくなる可能性には注意しておきましょう。配偶者手当月5,000円なら、年間6万円がなくなる可能性があります。

106万円 社会保険料の壁(健康保険、厚生年金)
一定規模の会社でいくつかの要件に当てはまるケースでは、加入させられます。要件に該当しないかチェックしておきましょう。
・正社員が501人以上
・収入が月88,000円以上
・雇用期間が1年以上
・所定労働時間が週20時間以上
・学生ではない

130万円 扶養範囲の壁
パートナーの扶養範囲から外れます、つまり自分で国民年金保険料と国民健康保険料を納める必要があります。130万円の収入で、ざっくり年間20万円の社会保険料が発生します。

150万円 配偶者特別控除 の壁
配偶者の控除額が徐々に減っていくラインです。38万円の控除額が徐々に下がるポイントとなります。

まとめ
手取りが多くするのが目的であれば、103万円の壁だけでなく、106万円、130万円、150万円の壁をおさえた上で、戦略的に働く時間をコントロールしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?