タントラセラピーとはなんぞや？後編

居酒屋で天蔵さんとの軽い感じの食事会も終わり、なんだか初めましての人とも、あの空間に一緒にいたというだけで、いつのまにかタメ口をきくくらいに仲が良くなってしまった。
なので、後半は仲良くなった1人1人が天蔵さんの施術に行くたびに、「どやった？どやった？」とほんまに大阪のおばちゃん丸出して聞きまくる。
「私は脳いきしたー。」
「全然やった、あかんかったー。」
「泣いたー。」
「なんか逆に自分のブロックが強すぎたんかな。冷めた感じやったー。」
とか反応は人それぞれ。
自分がその反応のどれに当てはまるのかワクワクだ。
待ってる間も女子はおしゃべりが大好き。
根掘り葉掘り相手から情報をききだす。
ついに天蔵さんが私に向かって、おいでおいでをしてくれた。
いやー。
なんか照れる。
恥ずかしい。
側にいったら、思わず「どうしたらいいですか？」って聞いちゃった。
「好きなようにしたらいいよー。楽しもう。」
と抱きしめでくれた。
あとは天蔵さんのされるがまま。
私の体が反応するまま。
ことが起こった。
まぁーさっきよりはましにはなったけど、また悲しみがきたな。その後はなぜかめっちゃ笑った。
笑い続けた。そして、急に咳き込んだりするし、とりあえずありとあらゆる感情が、どどっと体から外に出て行った感じ。
待ってた友達曰く、まぁー声はでてたし、泣くわ笑うわ、あんためっちゃ長かったでー。まだやってるん？って思ったそうだ。
ごめん、延長料金発生やな笑
そして、最後の方は、なぜか天蔵さんに
「縛っていい？」と聞かれて、両足縛られた。
気がつけば、終わってた。
私の顔の目の前。
天蔵さんが立ち上がって、まるで催眠術から目を覚まさせるようにパタンパチンとならす。
終わった。
放心状態。
後から知ったが、その日縛られたのは私だけだったようだ。
この感覚はなんだろう。
とりあえず、又手が震え、足も震えてる。
過呼吸になった時みたいな感じ。
でも呼吸は普通にできている。
これがタントラかー。
面白い。
これは、又参加したいかも。
そして、次回の予約を心にきめたのだった。