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103 ひきこもり支援(家族の力)
ひきこもりは生活習慣病?
ひきこもり解消について、最近特にすぐれた方法が注目されています。
1.ポリヴェーガル理論
2.オープンダイアローグ
3.分子栄養学
どれも、行きつく先は、生活習慣の改善なのかと。。。
「ポリヴェーガル理論」とは
神経科学者のスティーブン・ポージャス博士が1995年に提唱した自律神経に関する理論です。この理論は、自律神経の働きを新たな視点から捉え、メンタル不調やストレス性疾患に対するアプローチを提供します。
迷走神経の多重性: これまで単一の働きだと考えられていた迷走神経(副交感神経)が、実は複数の異なる神経枝で構成されていることを説明しています。これにより、自律神経の状態をより詳細に理解できます。
シャットダウンと安全感: 迷走神経の一部である「迷走神経背側運動核」は、恐怖を感じたときに生命維持を最優先にする機能を担っています。この状態は「シャットダウン」と呼ばれ、恐怖を感じる状況をやり過ごすまで続きます。
安全・安心感の重要性: もう一方の迷走神経枝である「腹側迷走神経複合体」は、安全・安心を感じるために使われます。安全・安心を感じることでリラックスし、他者と友好的なコミュニケーションができます。
なんかとても難しいそうなのですが・・・
要は
ひきこもりとは、「シャットダウン」である。安心・安全を感じることで社会性を持つことができ、
ひきこもりが解消すると。
で
安心・安全を感じる身体づくりの方法の
ひとつとして、
例えば首に両手を当てて、ぼーっとする。(シンプルだけど効果的)他様々な方法があります。
追って別の記事で説明したいと思います。
「オープンダイアローグ」とは
オープンダイアローグは、フィンランド発祥の新たなケアの手法で、主に発症初期の統合失調症患者への治療的介入に用いられています。この手法は、1980年代にフィンランド・西ラップランド地方のケロプダス病院精神科で開発・実践されました
オープンダイアローグは、薬物治療を行わずに対話だけで統合失調症患者を回復に導く実績があり、精神医療の世界に大きな衝撃を与えています。現在では、日本を含む様々な国で広がりつつあり、公的なメンタルヘルスサービスにも組み込まれています
治療が難しいとされてきた統合失調症に対しても
大きな成果を生んでおり
このオープンダイアローグがベースとなる「対話」の重要性が見直されています。
斎藤環教授を中心にひきこもり解消に役立てようという動きがあります。
人は、対話により大きく変わる可能性があるということですね。
「分子栄養学」とは
分子栄養学は、食物から摂取した栄養素や食品成分が、分子レベルでどのように働くかを分子生物学的視点から解明する学問
具体的には、栄養素が体内でどのように利用されているかを理解し、細胞や分子の働きを良くして健康を促進することを目指します。人間の体は約37兆個の細胞から成り立っており、それぞれの細胞や分子は栄養によって構成されています。分子栄養学は、栄養面から根本原因にアプローチする療法として位置づけられています
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ひきこもり本人で、栄養面でバッチリで、運動もバッチリ行っている
という人はめったに聞いたことがありません。
ほとんどの方が、栄養価の低いカップラーメン・お菓子など、また運動もほぼなし。そこから来る精神的な問題(強迫観念)がよく取り上げられています。
強迫観念については
ビタミンBと亜鉛(高いのでなくて市販されているもので大丈夫)。
さらに、ナイアシン。
ナイアシン単体は日本では発売されていない?と思いますのでアマゾンで海外のもの100錠で1600円ぐらいで販売されています。
それと、有酸素運動が良いです。ひきこもり本人は、なかなかジョギングがしづらいと思います。
なので、「自宅で、有酸素運動」をネットで検索してください。
例えば、スロースクワット:
下半身の筋肉を刺激しながら有酸素運動になります。
ゆっくりと体を下ろしていき、40度くらいまで戻します。
膝がつま先よりも前に出ないように意識しましょう。
つまり、「ひきこもり解消」は生活習慣を変えること
1.ポリヴェーガル理論・・・神経的に安心安全な身体になれる様エクササイズを行う
2.オープンダイアローグ・・・対話
3.分子栄養学・・・栄養を十分に採ることでメンタルをサポートということ。
今まで、なぜひきこもりになるのか?よくわかなかった。単なるサボり、怠慢などと思われてきた。
でもポリヴェーガル理論のところで扱ったように
それは、
今まで、ガンバってきたけど、それが限界に達しひきこもり(シャットダウン)という行為を行っているということ。生命維持のための行為なのです。
このシャットダウン(凍りつき)を解除するには、家族の温かい気持ちで溶かすしかないのです。
そして、上記のような生活習慣の改善を!
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