おとのわダイアローグ 〜自分にやさしくする日記〜
コミュニティ「おとのわダイアローグ」は、2024年3月に第0期、2024年6月に第1期のメンバーを迎えました。このnoteでは今後の参加を検討している方に向けてその様子を書いておこうと思います。
今回のお話は、第1期から導入した「自分にやさしくする日記」について。
日記を公開したいという欲求
数年前、このアカウントは別のアカウントでnoteにほぼ毎日のように日記を書いている時期がありました。ある方にその話をしたら「どうして人の目につくところに日記を書くん?(関西弁)」と聞かれ、うまく答えられなかったことを思い出します。その後、何度もその質問を思い出しては「どうして私は手元にある紙のノートではなく、noteに日記を書くんだろう」と考えました。
理由①:推敲する作業が好き
人の目につくかもしれないところに日記を置いておくと、できれば読み手にわかるように書こうとするので、自然と推敲しながら書くことになります。noteに書きたい理由の一つは、きっとその作業がすごく好きなんだと思います。
この話をInstagramで素敵な文章を書いている吹きガラス職人の左藤玲朗さんにしたときに、「それは楽しいよね。文章がどんどん良くなっていくんだから。」と言ってくださって、「やっぱりそうですよね!!!」と嬉しくなりました。
理由②:「私はこんな人です」という自己表現として
たくさんの人に読んでほしいとか、たくさんのいいねが欲しいとか、もちろんそんな気持ちがゼロではないのですが、それ以前に書いていないと自分の中に言葉が溜まっていってしまうので書いているような感じがあります。時々読み返しては「読みにくいな」とか、「こんなに長い文章を誰が読むんだろう」と思うこともあるのですが、それでも書く。
たしか瀬戸内寂聴さんが「私には”書く”という時間が必要だった」みたいなことを言っていて、そこに寂聴さんのパーソナリティを感じました。その言葉に励まされて、私にとってこの時間が必要なんだから仮に文章が下手だったとしてもいいじゃないかと思って書いています。
誰にも頼まれていないけどついやってしまうことってすごく大事だと思っているので、せっかくなら人の目につくところで「私はこんな人です」という自己表現として書いているのかもしれません。
理由③:いつか誰かの目につくかもしれない可能性が好き
とはいえ、読んでくれた人がいたらすごく嬉しいです。実際に、おとのわダイアローグのメンバーの中には、私の音声配信や文章を読んで興味を持ってくれた方もいて、それを聞いたときはどんなに嬉しかったことか。今後もそんな方が1人でもいれば、こうして文章を人の目につく場所に出していて良かったなと思います。
理由④:日記を読むことが好き
今、これを書きながらもう一つ理由を思いついたのですが、私が以前Kindleで読んだ旅日記に影響を受けているのかもしれません。当時、親族が亡くなるという悲しい出来事があって、どうして生きているうちにもっと会わなかったんだろうと後悔する日々が続いていました。そんなとき、旅ではあるものの淡々と日常を綴ったその文章が私を安心させてくれました。そのとき初めて日記の魅力を知ったのかもしれません。
その後、桜林直子さんと土門蘭さんの「そもそも交換日記」など、日記の本を見つけてはやっぱりいいなと思います。
自分にやさしくする日記
そんなわけで、私も日記を書きたいし、他の人の日記も読みたくて、おとのわダイアローグのDiscordにこんなチャンネルを用意しました。少し長いですがDiscordに投稿した内容をほぼそのまま掲載します。
自分をさらしていくことで力が抜ける
おとのわダイアローグメンバーとZOOMで顔を合わせるのは月に数回ですが、「私にやさしくする日記」を通してそれ以外の時間にもその人の内面や日常を垣間見ることができるので、いつも楽しく読んでいます。
でも、一番この日記に助けられているのは私自身だと思います。ファシリテーターや企画者という立場になると、どうしても”きちんと”してしまいがち。元高校教師をしていたせいもあって、ときどき「先生っぽいですね」と言われることがあるのですが、相手はそんなに深い意味で言っていなかったとしても、「仕切りすぎたかな」と若干ネガティブに受け取ってしまいます。
でも、この日記があることで適度に私も落ち込んだり、悩んだりしている様子を開示することができて、久しぶりにZOOMで話したときに少しだけ自分の力が抜けているように感じています。
最後に
今回もこんなに長い文章を読んでくださって本当に本当にありがとうございました!!
今回は「自分にやさしくする日記」についてご紹介しましたが、「もくもく会」、「哲学対話」など、第1期から始めた取り組みがまだまだあります。今後も紹介していきますのでお楽しみに。
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