Hyperx QuadCast (s)
いつもの忙しい人向けの要点
これは → 中価格帯の超高音質なコンデンサーマイク
いくら → 通常16,500円 セール時14,000~15,000円(セールは年5.6回)
誰向け → 通話でクリアなイケボ・カワボを聞かせたい人・配信者
何用? → PS4.5・Nintendo Switch・PC・スマホ
注意点 → コンデンサーマイクだから周りの音超絶拾う。放屁は要注意
sと比較 → USBがBかCの違い・光るか・白があるか・音質は一緒
s要る? → +5000円を上記の部分で需要があるなら買い。無いなら不要
買い? → 良い声届けたい人は買い。ノイキャンで音飛びする人も買い
ミュートボタン、音量ダイヤルが死ぬほど便利
※詳しく知りたい人向け
細かいスペック
製品サイズ 128 x 102 x 249mm
製品重量 726g
ショックマウント あり
ゲイン調整 あり
電源 接続と同時にUSB供給
指向性 単一指向・無指向・双方向・ステレオの切り替え
RGB対応 円筒部分が赤点灯
ポップフィルター 内蔵
ヘッドフォン接続 3.5mmジャック
製品型番 4P5P6AA
アーム接続部 3/8インチと5/8インチ
接続方式 デバイス側 USB-A / Quadcast側 USB-Mini
3mケーブル付属動作
確認デバイス PC / Mac / Playstation 4製品保証2年
SoloCastとの比較
良く比較対象になる下位互換のSoloCast、中位互換のDuoCast
Solocastは低価格で最低限の高音質のみ、他の機能は一切なし
通常7,980~セール6,700円
ゲイン調整とショックマウントは他機種と比べて無い
ゲイン的にソフト側で音量を調整出来ないと明らかに音量不足になる
逆にソフト側でコントロールできるなら最高コスパのマイク
またショックマウントも話す時以外何もしないなら無くてもいい
DuoCastとの比較
Duocastは上位QuadCastの高音質さと下位のSoloCastの良いとこ取り
通常13,700~セール11,800円
SoloCastに無いゲイン調整とショックマウントを持っていて、
QuadCastの指向性調整機能が無い
指向性機能は単独で使うなら不要だからぶっちゃけこれでいいとは思う
指向性機能に対して5000円前後足す意味はそこまで無い
QuadCastの良さ
この2つに比べて何が違うのか
色々調べたが具体的にスペック上で言うなら違いは感度
これは表記方法に違いがあり
SoloやDuoは-6dBFS(1V/Pa 1kHz時)に対して
QuadCastは-36dB (1V/Pa 1kHz時)だが
dBとdBFSでは全く違う(解説はクソ長いので最後に)
ややこしいので、猛烈に分かりやすく言い換えればDuoやSoloのメリットは
大きな信号動作範囲
極端に大音量の場面から囁く音量になったり逆の場合でもダイナミックレンジが広いデジタルの-6dBFSなら、静かな部分も大音量な部分も正確に表現でき、入力データが様々な音量の情報だとしても忠実に保持できるという事
細かいニュアンスの捉え方
音声には息遣いや楽器には繊細な音が含まれているが、音が大きく取得出来る事で全てがしっかりと録音できる
それに対してQuadcastのメリットは
低い感度、高い信号対雑音比
マイクの感度が低く、周囲の音に敏感過ぎないということ
つまり無駄な音に反応しにくく、主に対象となる音に注目しやすくなる
簡単に言えばノイズが入りにくく狙った音が綺麗に入りやすい
高音量環境への対応
高感度すぎる場合、場合によっては音割れを起こす事がある
それに対してこのマイクは例え大声を出したとしても
音割れせずシンプルに大きな音としてしっかりと出力することが出来る
ただ逆に言ってしまえば静かな音の再現力に関しては
高感度マイクに負けてしまう部分はある
それでも通常の使用範囲内なら過不足は無いものではある
総評
全てに良さがあるのはさて置きとして使い分けとして
徹底的にローコストならSoloCast
コストパフォーマンスならDuoCast
この事実は絶対的に揺るがない
ただ高い分それだけQuadcastは利点がある
デザイン的に良くゲイン調整も使いやすい位置にある
何より1番感じるのは周りの反響的に丁度良い音質を提供できる
他のマイクでは耳に刺さる絶叫等は緩和せずそのまま垂れ流してしまうが
それをQuadcast単体でうるさくなく出力できるのはそれだけ価値がある
煩わしくなく、手軽に最高パフォーマンスを出せるのが最大の魅力なのだ
追記:dBとdBFSの違い
dB(デシベル):
デシベル(dB)は音の大きさを数値で表す単位。大きい数値ほど大きな音を意味する
ちなみに1dB→2dBは単純に倍増するのではなく1.26倍で増えていく
dBFS(デシベル・フルスケール):
デシベル・フルスケール(dBFS)はデジタル音楽や録音で使われる特別なデシベル
0 dBFSが最大音量を表す特別なデシベルで、数値としてはマイナスに変動してく