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日本で出版されたアジア関連書籍の感想。時には映画などの書籍以外の表現方法を取り上げます。わたし自身の中華圏での経験も折り込んでご紹介。2018年までメルマガ「ぶんぶくちゃいな」(…
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2021年1月の記事一覧
【読んでみましたアジア本】日本と香港の関係史から「香港を知る」/銭俊華『香港と日本――記憶・表象・アイデンティティ』(ちくま新書)
すでに思い出したようにしかニュースには上がってこないが、実際に香港に降り立つと、毎日のように人々の生活が迫ってくる。
評論家たちが語る「香港」も嘘ではないのだろうが、どこか遠い時空の世界のようだ。島国の日本にとって、「海外」は常に海を隔てた向こう側の世界であり、自然のシールドで隔てられている。だから時に妙に神格化とまではいかないものの昇華されていたり、受け取り側の現実によって大きく違う想像が掻き