マガジンのカバー画像

「香港 ほんこ〜ん」vol.1(〜2019/5まで)

65
中国と違い、マスメディアがきちんと追えていない香港社会事情。わたしが2019年5月末までに配信した香港事情関連の記事をマガジン形式でまとめておきます。以降は1年に1冊の形で別途マ…
日本のマスメディアで香港に常駐記者を置いているメディアは少数です。また、記者を常駐させているメディ…
¥5,000
運営しているクリエイター

#一国二制度

211231 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿:中国が望む「正しい選挙」とは?香港選挙期間中の摩訶不思議なアレコレ

12月19日に行われ、過去最低の投票率となった、香港の最高議決機関立法会議員選挙。有権者になるにはまず有権者登録が必要な香港で、有権者数は過去最大の477万人を集めながら、過去最低の投票率というのはつまり、明らかに市民による「ボイコット」でした。市民の気持ちを二重三重に萎えさせた政府や親中派のあの手この手をまとめました。

200623 「現代ビジネス」寄稿:《中国政府が進める香港への「恐怖支配」…狡猾なやり口が見えてきた》

週末必死に書きました。

実は先週半ばに一旦書き上げて、ほぼ配信する準備まで出来ていたところに新華社が国家安全維持法の内容を「かいつまんで」報道。甘い予想もしていた(反省)ところもあり、がっつり構成を変えて書き直しました。

個人的には「くるぞ、やるぞ」の後に「かいつまんで」報道がきた、というのは予想通りであり、中国はいっぱい(自分的には)伏線を敷いたんだろうな、というのがよく見える「公開」の仕方

もっとみる

【ぶんぶくちゃいな】梁文道講座「北京の目に映る香港」その2

(「北京の目に映る香港」その1からの続きです)

●香港民主活動家の「遺言」梁文道:ぼくがここで皆さんにお話したいのは、「北京の目に映る香港」とはどういう意味か、ということです。

もっとみる

【ぶんぶくちゃいな】進む粤港澳大湾区構想と殻に閉じこもる香港本土意識

このnoteの「お知らせ」でもご案内した、周保松・香港中文大学教授の講演会が6月末に東京で行われ、主催者の予想を超える参加者が集まった。もともと会場がゆったりとしていたこともあり、「熱気ムンムン」とはならなかったものの、教授は終了後に目を潤ませ、「こんなに多くの人が聞きに来てくれるとは思っていなかった」と言いながら、高揚した顔で取り囲む人たちの質問に答えていた。

もし、わたしのお知らせを読んで来

もっとみる