‟人並みの幸せ”にてんで興味がない話
私は合理主義者だ。
無駄がとにかく嫌い。無駄なお金と時間は絶対使いたくない。
頼んでおいて、無駄に食べ物を残す奴も嫌い。
故に、バイキングで、よそった食べ物を残す奴は、この世で最も忌むべき輩だ。
そんな私も、一応結婚している。
ただ、今後、子供を産む気はない。
家族にも、家庭にも、興味がない。
この世の中には、無数の家庭がある。
その家庭の中で、本当に幸せな家庭は、一体いくつあるのだろう。
バイキングの残り物みたいに、残された不幸な子供は、
一体、誰が拾ってくれるのだろう。
私は無駄が嫌いだ。
そういう、"無駄を出す人間が嫌いだ"。
私は子供を産まない。
代わりに、バイキングの残飯を、素敵な食べ物に変えたり、
代わりに私が食べたり、そもそも食べ物を残す奴を撲滅したいと思っている。
誰も引き取らないものを引き取り、
少しでも社会をよくして、
残飯に希望をもたせて、
そうやって死にたい。
合理主義者の元残飯より。