【オフィス・リノベーション】南魚沼市ゼネコンの島田組改装プロジェクト
新潟県南魚沼市浦佐のゼネコン会社、島田組のオフィスが完成しました!
今回のプロジェクトの紹介をnoteでまとめておきます。
オフィス改装プロジェクトについて
このプロジェクトは、ビジョンや理念などのリニューアルに合わせて
1階を改装したいという依頼を、
4代目社長の島田奏太さんより受け、始動しました。
島田組は、大正9年に創業され、地域の土木事業や線路のメンテナンス、学校などの中規模建築から個人住宅まで、浦佐の様々な土木・建築を100年以上支え続けてきた会社です。
まずは現況のオフィスの空間を確認します。
オフィスは浦佐駅から徒歩2分。駅から目と鼻の先にあります。
建築のコンセプトとデザインコード
オフィスに求める要素として下の3つが浮かび上がり、
コンセプトを『つなぐ。つむぐ。』としました。
『変化』
外にオープン、情報発信、島田組らしさ、コンセプトの共有
『風通し』
部署間の横のつながり、集まれる場所、前向きな文化を作る
『フレキシブル』
気軽な利用、デスクを持たない社員も働ける環境
また、デザインコードは下記の3つを掲げ、空間を設計していきます。
①情報発信をする本棚
②可変性があり、多義的な空間
③地材地建
建築の空間について
昨年の2023年12月中旬ごろから解体工事が始まり、
工期約3か月で、3月末にオフィスが完成しました。
まとめ
今回は特に、素材に対して苦戦したプロジェクトでした。
マホガニー合板も、
どの大きさでカットするのが見た目が良いのか?
どの幅が塗りやすいのか?
材料取りが良いのはどの寸法か?
塗装の色はクリアー、グレー、白どれが良いのか?
塗り加減はコテで何回塗ればいいのか?ふき取りの方法は?
地産地建というテーマに素材を選んだため、
素材の見せ方が肝でもあり、
そのため色々な検討をしました。
ただプロジェクトや空間、プロセスを振り返ると、
新潟家守舎らしいものになったかなと思いました。
良い材料とも出会えたので、また他の物件でも試してみたいと思います。
クライアント
株式会社 島田組(https://simadagumi.co.jp/)
建築プロデュース・設計
株式会社 新潟家守舎(https://niigata-yamorisha.com/)
(共同設計 二階堂将(https://nikaido-ao.com/index.html))
施工
株式会社 島田組
おまけ
羽目板づくりも新潟家守舎内でワークショップ化して
インターン生も交えて、建築のプロセスを体験しました。