プロンプトエンジニアのニーズと将来性について
はじめに
ChatGPT や Stable Diffusion といった AI が世間を賑わせ続ける今、「プロンプトエンジニア」という職種もよく話題に上がるようになりました。
SNSでも、「どのように指示を出せば、効率よく精度の高いレスポンスを受けられるか」と、試行錯誤する方の投稿をよく見かけます。
これも立派なプロンプトエンジニアリングですね。
実際、私もコーディングの質の向上のために擬似的なプログラムを与えてみたり、プロンプト自体を別人格(「人格」が適切な表現か分からないが…)のチャットに評価させたりといった工夫をしながら、日々最適解を模索しています。
折角なので、「プロンプトエンジニアのニーズと将来性について」というテーマで、ChatGPT自身にディスカッションしてもらいました。
与えたプロンプト
ディスカッション開始時点のプロンプトもある程度工夫してみました。
3人の人格を用意し、与えた形式に沿って進めてもらっています。
この時点で工夫の余地は多々あると思いますが、意図通りの形式で出力が得られたのでひとまず満足しました。
ディスカッションの内容
ここからは、ChatGPT自身のディスカッション内容をお楽しみください。
※読みやすいように改行は私が加えました。
1巡目:「プロンプトエンジニアのニーズと将来性」
太郎さん:
プロンプトエンジニアは今後もAIの発展にともなって絶対的なニーズが続くと思います。
AI技術が進化することで、より多くのプロンプトエンジニアが必要になるでしょう。
次郎さん:
それは一過性のニーズだと思います。AIが進化し、自動化が進むことで
プロンプトエンジニアの需要は減少していくでしょう。
太郎さん:
しかし、プロンプトエンジニアはAIの開発や最適化を行う上で重要な役割を果たします。
新しい技術が開発されるたびに、エンジニアがその技術を適切に活用する方法を見つけ出す必要があります。
次郎さん:
それは確かですが、AIの進化によって開発や最適化自体が自動化される可能性があります。
そうなれば、プロンプトエンジニアの役割は限定的になります。
太郎さん:
プロンプトエンジニアは人間の視点や独創性を持っており、それらはAIが簡単には置き換えられない要素です。
エンジニアは技術を社会に適用するための判断や柔軟な発想を提供できるので、その需要は続くでしょう。
次郎さん:
確かに独創性や人間の視点は重要ですが、将来的にはAIもそれらを学ぶことができると思います。
プロンプトエンジニアの役割は減少する可能性が高いと考えられます。
ファシリさん:
ここまでのまとめとして、太郎さんはプロンプトエンジニアの将来性があり、
AIの発展に伴って需要が続くという立場を取っています。一方、次郎さんはプロンプトエンジニアは
一過性のニーズであり、AIの発展に伴って役割が減少するという立場を取っています。
では、新たな問題提起として、他の職種と比較した場合、プロンプトエンジニアの将来性はどうなるでしょうか?
2巡目:「他の職種と比較した場合、プロンプトエンジニアの将来性はどうなるか」
太郎さん:
他の職種と比較しても、プロンプトエンジニアの将来性は非常に高いと思います。
AI技術がさまざまな分野で応用されており、それに伴いプロンプトエンジニアが持つスキルセットが
ますます価値あるものになっていくでしょう。
次郎さん:
確かにAI技術が幅広い分野で応用されていますが、それだけにプロンプトエンジニアという専門性が薄れ、
より多くの人がAI技術を扱えるようになると思います。
そのため、将来的には他の職種との差別化が難しくなるでしょう。
太郎さん:
それでも、プロンプトエンジニアはAI技術の最前線で働くことができるため、
他の職種と比較して将来性が高いと言えます。最先端技術を習得し続けることで、
他の職種と差別化を図ることができるでしょう。
次郎さん:
技術の進化が速い現代では、プロンプトエンジニアだけでなく、他の職種でも最新技術の習得が求められます。
プロンプトエンジニアの専門性がある一方で、他の職種も追いついていく可能性があります。
太郎さん:
しかし、プロンプトエンジニアは特にAI技術と密接に関わっており、AIが今後も発展を続けると考えると、
他の職種と比較しても将来性は高いままでしょう。
次郎さん:
AI技術が一般化するにつれて、専門職としてのプロンプトエンジニアの需要は減るかもしれません。
今後の職業の中で、プロンプトエンジニアが他の職種よりも明確に優位性を持つかは未知数です。
ファシリさん:
ここまでのディスカッションをまとめますと、太郎さんは他の職種と比較してプロンプトエンジニアの将来性が
高いという立場を取り、次郎さんは他の職種も技術の習得が求められ、プロンプトエンジニアの優位性が
減る可能性があるという立場を取っています。新たな問題提起として、プロンプトエンジニアが今後どのような
スキルや専門知識を習得すべきか、またそれによってどのような付加価値を提供できるかについて
意見をお聞かせください。
3巡目:「プロンプトエンジニアが今後どのようなスキルや専門知識を習得すべきか、またそれによってどのような付加価値を提供できるか」
太郎さん:
プロンプトエンジニアは、深層学習や自然言語処理のような最新のAI技術を習得することが重要です。
さらに、エンジニアはAI技術を他の分野と組み合わせることで、独自の価値を提供できるでしょう。
次郎さん:
確かに最新技術の習得は重要ですが、それだけでは不十分です。プロンプトエンジニアはコミュニケーション能力や
プロジェクトマネジメントスキルも身につけるべきです。技術だけではなく、チームとして機能する力も求められます。
太郎さん:
その通りです。プロンプトエンジニアが技術だけでなく、他のスキルも習得することで、
他の職種と差別化を図れるでしょう。また、AI技術をビジネスや社会に適用する能力も重要です。
次郎さん:
将来的には、AI技術の基本知識や適用力は多くの職種に普及するでしょう。
プロンプトエンジニアはより専門的な知識や、独自の視点で技術を活用する方法を追求する必要があると思います。
太郎さん:
まさにそのとおりです。プロンプトエンジニアは独自の視点や独創性を持ち、他の職種と差別化しながら価値を
提供できるようになるべきです。これによって、プロンプトエンジニアの将来性は保証されるでしょう。
次郎さん:
プロンプトエンジニアの将来性が保証されるかどうかは分かりませんが、確かにスキルや知識の幅を広げることで、
競争力を維持することは可能だと思います。
ファシリさん:
ここまでのディスカッションをまとめると、太郎さんと次郎さんはプロンプトエンジニアが将来性を維持するために、
最新のAI技術や他のスキルを習得し、独自の視点や独創性を持つことが重要だという意見で一致しています。
プロンプトエンジニアが競争力を維持するためには、技術だけでなく、ビジネスや社会への適用力、
コミュニケーション能力、プロジェクトマネジメントスキルなども磨く必要があるという意見が出されました。
今後のプロンプトエンジニアの役割と将来性については、引き続き議論が必要かもしれませんが、
現時点では独自の価値を提供し続けることが重要であることが共通認識となりました。
感想
人間いらないじゃん・・・。
ってのは冗談(あながち冗談ではないかも。)で、実際、最初のプロンプトの人格の与え方によって様々なディスカッションをシミュレートできると感じました。
なお、議論の質としては、まあ薄い一般論をそれぞれの立場で繰り広げるような形になっちゃいました。
新しい問題提起をさせず、同じテーマで深掘りしていくと精度が上がるのか?
それとも、専門的人格を与えたらさらに詳しい観点でディスカッションしてくれるのか?
など、これだけでもプロンプトの工夫の仕方に想いを馳せるので、当分「プロンプトエンジニアリング」は私の中でもブームになり続けると思います。
しかし、私個人的には次郎さんの立場で、あくまで一過性のニーズで将来的には不要になるという考えです。そもそも膨大な学習データに基づいて日々学習が進んでいくと、「今日考えたプロンプトが明日は通用しない」ことになるかもしれません。
ChatGPT自身がプロンプトの最適解を自身で再帰的にシミュレートし、生成する日も遠くないんじゃないかと妄想したり。
おまけ
今回のプロンプトは、改善点もないそうです。
これも聞き方が悪いのかな・・・。
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