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#7 ワンちゃんの便秘と下痢 オススメケア(総論)

みなさん、こんにちは☺️
ドッグマッサージセラピストのKAOです!
今日のお題は“ワンちゃんの便秘と下痢”についてお話します。

ご自身の愛犬が便秘や下痢になり、それが何日も続くと心配になりますよね。
今日はそんな『便秘』と『下痢』の原因を西洋医学東洋医学に分けてお話します!


1 西洋医学からみた『便秘』と『下痢』の原因

『便秘』の原因
→①ストレス
 ②運動不足
 ③水分摂取不足
 ④食物繊維不足
 ⑤排便習慣の不規則から腸の蠕動運動低下
                    など…
『下痢』の原因
→①ストレス
 ②ウイルスや細菌の感染
 ③お腹の冷え
 ④食あたり
 ⑤腸の蠕動運動が活発になり、水分量の調節機能障害が起きたため
                                 など…
上記のような原因が考えられます!
ちなみに、⑤の蠕動運動(ぜんどううんどう)についてなんぞや?と思われた方もいらっしゃると思うので、簡単に絵に書いて説明しますね😊

蠕動運動の解説(絵)


筋肉の弛緩と収縮の動きが悪くなれば『便秘』に!
筋肉の弛緩と収縮の動きが活発になりすぎれば『下痢』に!
なるというわけなんですね😃
体ってうまくできていますね!


では、次は東洋医学の視点から原因をお話します!

2 東洋医学からみた『便秘』と『下痢』の原因

便秘と下痢の主な原因は『気・血・津液』の不足動きの乱れです。
ここで『気・血・津液』についておさらいしましょう!
“生命活動のエネルギー”
“全身の血管を巡る”
  “栄養や潤い、熱を運ぶ”

津液“血以外の全ての水分”
でしたね☺️

気・血・津液


◯気が不足すると…
→体を温める力が弱くなって体が冷えてお腹がゆるくなる=結果下痢になる
気の動きが乱れると…
→気がお腹で停滞し動かなくなる=結果便秘になる
血が不足すると…
→体全体に栄養が行き渡らなくなって、ストレスが溜まるなどの自律神経症状が現れる=結果便秘や下痢になる
血の動きが乱れると…
→血の巡りが悪くなり、それが血の塊となって体の中に溜まる=結果便秘になる
津液が不足すると…
→体の中を流れる又は潤す水分が減り、体の中も体の表面も乾燥状態になる=結果便秘になる
津液の動きが乱れると…
→体の中を流れる水分が『有害なもの』となり、停滞して動かなくなる
すると体の中に“湿気”が溜まり水分の偏りが生まれる=結果下痢になる

以上が東洋医学からみた『便秘』と『下痢』の原因になります⭐
やはり、東洋医学の内容は難しいですよね💦
できるだけわかりやすく…と心がけていますが、もっと上手にお伝えできるように今後も頑張ります😣
ただ上記の内容を一言にまとめるならば、東洋医学って『バランスが大事』ってことなんですよね!
病気や体調不良になるときは、必ず『気・血・津液』のどれか又は複数に不足が生じたり停滞したり過剰になったり…ということが起こります。
だから、いかにバランスを保つかが鍵となり、バランスが崩れた時の“補い方”を知っているかどうかで対処の仕方は変わってくると思います❗
なので東洋医学の考え方は難しいかもしれませんが、もっとメジャーになればいいなぁと思いながらお話しているところもあるのでご理解ください🙏💦

さてさて、話は戻りますが
最後にワンちゃんの『便秘』や『下痢』を予防するホームケアについてお話したいと思います!
※ツボやマッサージは次回お話します

【便秘の予防法】
1 適度な運動(お散歩やエクササイズなど)
2 食物繊維を含む食事(野菜、豆類、芋類など)
3 お腹のマッサージやツボ指圧 
               など…
【下痢の予防法】
1 体を温める食べ物を食べる
2 温活をする(お腹を温めるなど)
3 こまめなストレス発散
4 お腹のマッサージやツボ指圧
               など…  

ちなみに、下痢が長引くと脱水症状を起こす恐れがあります。
長期間続く場合は早めに病院を受診してくださいね。

……………………………………………………………………………………………
※上記の内容はホームケアであり、予防法としてお話していることをご理解ください。

いかがでしたでしょうか?
西洋医学と東洋医学からみた『便秘』と『下痢』の原因はお分かり頂けたでしょうか。
次回は“ワンちゃんの便秘と下痢”にオススメのツボやマッサージのやり方についてお話したいと思います😊

〜愛犬の体に整いと幸せを〜
KAO




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