見出し画像

#9ワンちゃんのダイエット オススメケア(総論)

皆さん、こんにちは!
ドッグマッサージセラピストのKAOです☺️
今日は“ワンちゃんのダイエット”についてお話ししたいと思います。

早速ですが、“ワンちゃんのダイエット”についてお話する前に、皆さん『BCS』という言葉をご存知ですか?
BCS』とは、“ボディ・コンディション・スコア”のことを言います。
これは、“見た目と触った感覚で肥満度を判断する犬や猫の世界基準”のことで大きく5段階に分けられています。
それがこちら!

その中でもBCSの“3”理想的な標準体型で、下記のような評価項目があります。

ご自身の愛犬の体型はどうでしょうか?
これらに該当していますか?
BCS』を知ることは愛犬の健康を守ることにも繋がります。
ご自身の愛犬の体を触って確認してみてくださいね!

では、本題に入りたいと思います。
なぜワンちゃんのダイエットについてお話しするのか。
それは、肥満または肥満傾向のワンちゃんが増えているからです。
肥満になる原因は大きく分けて3つ!

①ホルモンバランスの乱れによる肥満
②水太りによる肥満
③ストレスからくる肥満

ワンちゃんの肥満は腰痛や糖尿病など、他の病気を引き起こす原因にも繋がります。
食事管理や体重管理、運動を通して、私たち飼い主にできるサポートやホームケアをしていきたいですね☝️

では先ほどの肥満になる原因の3項目について1つずつお話していきます🌠

①ホルモンバランスの乱れによる肥満
去勢・避妊手術後に起こる肥満を言います。
卵巣や精巣を取るため基礎代謝が低下します。しかし食欲はホルモン分泌量の関係から増える傾向にあるため、結果摂取カロリーに対する消費カロリーの不均衡から肥満を招くのです。
ちなみにワンちゃんに1番多い肥満と言われていて、下半身にむくみとして肥満が現れます。

②水太りによる肥満
腎機能や甲状腺機能の低下により起こる肥満を言います。
この場合、喉が渇きやすい・手足の冷えやむくみ・おしっこの量が少ないなどの症状が見られます。
どれも水分代謝がうまく働いていないことが原因です。

③ストレスからくる肥満
イライラ・怒りっぽい・不眠などのストレスで起こる肥満を言います。
ストレスが溜まりすぎると、自律神経が乱れます。
すると“いくら食べても満腹感を得られない”といった大脳にある満腹中枢に障害が起きてしまいます。
結果、自分の意思でコントロールすることができないため食べすぎてしまい肥満に繋がります。

いかがでしょうか?
それぞれの原因、お分かり頂けましたでしょうか。

3項目それぞれにオススメのツボはあるのですが、オススメのツボとマッサージのやり方については、②の水太りによる肥満に絞って次回お話したいと思います😊

最後に②の水太りによる肥満について、東洋医学的な原因とメカニズムについてお話させてください☺️

東洋医学では“腎”と“膀胱”の機能が弱っているために水分代謝がうまく働かないと水太りが起こると考えられます。
ちなみに“腎”と“膀胱”は表裏関係なので、ここでは一緒のものとして捉えてください。

“腎”とは生命力のもととなる場所です。
そして、全身から集まってきた水分を必要なものと不要なものに分別する役割もしています!
必要な水分は“腎”から再び体の中に送り出されますが、不要な水分は膀胱へと運ばておしっことして体の外に出されます。
この機能に異常が出ると、水分代謝に障害がおきて本来おしっこになる不要な水分が体の中に溜まってむくみに変化します。
結果、このむくみが慢性化して体重増加に繋がるのです。

上記の内容を絵に書いてまとめてみました✨
よろしければご覧ください!

次回紹介するツボは水太りの際にはもちろんですが、あらゆる場面で使ってほしい、と~っても重要なツボになります👏
ワンちゃんに限らず、飼い主様もケアしてほしいツボなので、次回の記事もお楽しみに✨

……………………………………………………………………………………………
上記の内容は『ホームケア』であり予防法としてお話していることをご理解ください。

いかがでしたでしょうか?
ワンちゃんが肥満になる原因とメカニズムお分かり頂けましたか?
東洋医学の原因とメカニズムも、『あ〜、たしかに〜』となんとなく腑に落ちる感じがしませんか?

次回は“ワンちゃんのダイエット”にオススメのツボやマッサージのやり方についてお話します☺️

〜愛犬の体に整いと幸せを〜
KAO


いいなと思ったら応援しよう!