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甲州寿司
先日「酢だこ」の話を書きましたが、その時に「山梨は生ものに酢を利かせるとか醤油に漬けて・・・」なんてことを書いた覚えがあります。
その時に「甲州寿司」にも触れました。
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タレがばっちり塗られています。なかなかおいしかった!
Google Photoに2年前に購入したものの画像がありました。
これはマグロが漬けになっていました。
醤油漬けのあわびが名物になっていたりするので、甲州寿司は魚の鮮度を保つためにあらかじめ醤油に漬けて長持ちさせたものと思っていました。
いろいろ調べてみると江戸時代に山梨は「魚尻点」と言われていたそうです。
魚を新鮮な状態で運ぶ限界点という意味だそうです。
限界点と言っても季節によっては、限界を越えちゃっているものもあったでしょうね。現代では冷凍冷蔵技術が発達しているので青魚であっても、どこの店先にも普通に並んでいます。
その魚尻点で限界を越えちゃった魚を握りずしにして、
タレを塗ったものが「甲州寿司」の始まりだそうです。
現代の甲州寿司でさすがに鮮度が落ちているものを、という訳には行かないと思いますけどね。
そんな歴史もあるってことで、今日はここまで!