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1日5分の独り言  その1

突然ですが、人が 1 分間で話せる文字数を知っていますか? 

それは 300 文字です!意外と知らない人がいる一方で、そんなの当たり前だよ。知っていて当然という人もいるでしょう。この『 1 日 5 分の独り言』では  5 分間で話せる程度の文字数、すなわち、 1500 文字程度で想ったことを綴っていこうと考えています。

ではなぜいきなり、このようなことをし始めたかについて赤裸々に語っていこうと思います。

実は、毎日 5 分程度でいいので、誰かが書いた文章を声に出して読んでいることが脳や話術、神経系に効果があることが分かっているのです。声に出して物事を分析したり、誰かとお話したり、勉強したりすると脳が刺激されて脳の記憶分野が発達します。その結果、認知症になるリスクが低くなります。これはとても良いことですよね。また、自分以外の誰かが書いた文章ということも大事な要素です。どういうことかというと、他人の文章を声に出して読むと、その人の脳内や感情を理解しようと勝手に努めます。あなたの周りに理解力が高くて、おしゃべりな人はいないでしょうか?おしゃべりさんというのは常に脳内で考えていることを声に出しているので脳がフル稼働している状態で過ごしていることになります。その結果、脳が活発になり、常に状況判断していることになります。そういう状態が続くと自然と理解力が向上していき、言葉もスラスラと出てくるようになるのです。

言葉がスラスラ出てくるということは誰かと話す時に大変役立つスキルの一つです。例えば就職活動が僕にとっては身近な存在ですが、面接で言葉がなかなか出てこないときってたくさんありますよね。面接以外でもあるかもしれません。ここで更に役立つのが『他人の書いた文章』ということです。毎日自分の頭にある言葉だけで生活していると自分の辞書がアップデートされないということです。逆に、自分の知らない単語や表現に毎日触れることで脳辞書はアップデートされていきます。1 年後には膨大な量の知識が蓄積されていることでしょう。今就職活動を始めようと思っている人、少し就職活動に疲れて今後の人生に諦めかけている人には手軽で最短の自分磨きです。

声に出す文章を見つけるのが大変、面倒だという人には歌などでも十分効果があります。歌の場合、難しい単語を使うことはそこまで多くはないかもしれませんが、作詞者の意図、誰に向けての歌詞なのかを考えながら歌ってみると情景が自然と浮かんでくるかもしれません。

また、日本語に限らず、外国語を声に出すこともより一層脳が働くでしょう。街中で外国人に道を聞かれて上手く答えられなかった経験はありませんか?もしくは、素敵な外国人がいたにもかかわらず、なんて言えばよいか分からず、後悔した経験はないでしょうか?自分はそのような経験が多くあり、「外国語話せたらかっこいいだろうな」と毎回思っています。やはり言語はコミュニケーションツールなので文面だけ、読むだけでは身につかないのが現状です。それに、話せる喜びは多くの人が感じていることでしょう。

そして、声に出して物事を考えた方が、書いて考えるよりも脳内が整理されますし、短時間で膨大な量を処理することができます。例えば、note に文章を書く際もそうです。ただひたすらにキーボードを打つよりも音声認識で入力した方が何倍も速く記すことができます。音声入力で誤入力してしまっても大丈夫です。音声認識での入力は下書きと思えば良いのです。脳内に溜まっているアイデアを声に出して整理しながら打ち込み、正書としてキーボードに向き合えば良いだけです。最近の技術は知らないところでものすごく発展しているので最初は難しくても慣れてしまえばその技術は自分の物です。そんな時代に、いたってアナログな発声という技術を身に付けてみてはいかがでしょうか。

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