複雑な日常でできる限り正解を引けるようになりたい

今はお盆なので自分の家族と会いました。
私は出産を期待されて弟は結婚を期待されています。

私は「今やろうとしていることは本当に正解なのかな?」と意識して考える事が多いです。大学時代にリーマンショックがあったので「レールに乗って組織に信頼を置いて邁進すること」に疑問を感じてしまいました。実際に行動してみて得られたフィードバックを吟味して次の行動に生かすということをずっと続けてきました。

最近難しいなと思うのは家族のことです。どうしても親御さんは「子ども時代の延長」として私たちのことを捉えています。息子は自分の子であり私は新しい関係の娘であると考えられているようです。
数年前の夕方にのんびりとリビングでくつろいでいたら指摘が入った事があります。「なぜあなたはくつろいでいて息子が台所で作業をしているのだ」と。一つ気になる事があると一つでは済まないのでその後も色々とご意見をもらいました。新しい人間関係を築き上げる難しさをその時に痛感しました。

私は働きながら技術を深めたり経済的な自立状態を作ることに意義があると考えています。そのため産休育休を短くしたいと考えています。今は技術革新が早いので第一線を退いてしまったらもう一度追いつくことは難しいだろうと考えています。以前働いていた職場では産後2ヶ月目で現場復帰した管理職の女性がいました。「なるべく長く子を見る事が親の愛情だ」と言う出産経験者の方が多数いました。「自分自身の母もキャリアウーマンですぐに仕事復帰した。子を甘やかしたいとは一切思わないので早く復帰して稼ぐ意味や社会進出する重要性を自身の背中で見せたい」と言っていました。

私は彼女よりも遥かに少ない給料で働いています。今の給料水準で職場復帰したら収支が赤字になりそうです。業務に関連する資格の勉強などを通じて「高給を得るのに相応しい人」に近づけるように努力します。
私自身は自分自身の才能に全く自信がありません。新卒程度の給料水準を手に入れるために10年の歳月がかかってしまいました。10年前に並のポジジョンが手に入れられなかった原因は上から目線の生意気な発言が多いという要因が関係していると思います。初めてのキャリアは個人事業主でしたが実態は個人事業主と会社員のハイブリットでした。上司がいて管理をしてくれるのですが実績については自身の実力が大きく反映されます。

私自身は社会がもつ無意識的なルールを認知するのに時間がかかってしまいました。そのため私の勘を信じて子育てをしたら遠回りをさせてしまうのでは?と危惧します。親が子にできる最大の仕事は「環境を整える」事であるという考え方があるようです。良い環境というのは人が作るものです。人に技術を提供してもらうということはそれ相応の金銭をお支払いする必要があります。そのためには私自身が良い仕事をしてきちんと稼ぐという発想が必要になります。私がきちんと稼ぐことで子に良い環境を提供する。エッセンシャルワーカーとして働いて頂いている方に対してきちんとした対価をお支払いすることで彼ら彼女らの技能向上に繋げて可能性を広げて頂く、という循環が構築する事が理想です。

これからはAIが肉体を纏って定型作業などに就業する可能性があります。そういう時代になっても人が人を育てるという営みがなくなることはないだろうと私は予測します。
私自身は得意不得意がかなりはっきりしています。できることは限られますがやれることを最大限に生かすということをこれからも続けていきたいです。

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