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映画 ヴィレッジ
今日この映画を観てきました。
↓観てすぐの感想
観てすぐにインスタに感想あげたんですが、いまいち映画が伝えたかったことがモヤモヤしてはっきり掴めなかったので、とある方の考察を読んでみたんです。
いや〜1回?観ただけでそこまで考察できるのかーと感心しました。
そして私の理解力の乏しさよ😂
※以下、ネタバレ含みます。
その方の考察によると、この映画は、
日本にはびこる同調圧力を残酷に描いた作品
本作が描きたかったのは人間の本質や醜さではなく、“集団”や“コミュニティ”の恐ろしさだ
と書いてありました。
なるほど!すごく納得。
100%正しいかはわからないけど、私にはとてもしっくりきました。
能の演目との関連もしっかり考察されていてほんと凄いです。
映画の中で、村の人々が同じ格好をして同じ場所に向かう、とても気味が悪い印象的なシーンがあるんですが、それもその象徴だったことがわかりました。
ということで、この考察のおかげで映画が深く理解できて、きっとこの理解をもって映画をもう1回観たらもっと自分に刺さるのかもしれないと思いました。
そして、映画自体はとてもよくまとまっていて見応えがあったのに、この映画がなぜ私にそこまで刺さらなかったかと考えてみたんです。
私の理解力が乏しいというところが大きかったからかもしれないですが、おそらく、私はもうその問題から抜け出しているからかなと思いました。
保守的で閉鎖的なコミュニティの息苦しさ、同調圧力のようなものを田舎に住んだ時に私自身感じたことがあり、居心地が悪く自分には合わない、そこから抜け出したいと思って引っ越した過去があります。
実はそれは夫の実家がある地域に住んだ時のことでした。
夫の実家の近くに住んでいたのでとても悩んだんですが、あの時引っ越しという決断をして本当に良かったと思っています。
もちろん、そのコミュニティが悪いとかそういうことではないんです。
そこで楽しく暮らしている人たちもいっぱいいるので。
ただ、私には居心地が悪く合わなかっただけ。
そして、その地域で"自分は自分"と割り切れるほどその時の私は強くなかった。
タイミングもあったんだと思います。
そのおかげもあって、今はコミュニティとの関わり方、自分軸というものがわかってきたので、この映画が提示している問題については自分自身もう今は悩んでいないというか、もう解決しているというか、そんな風に感じています。
だからあまり私には刺さらなかったのかなぁと。
もし、引っ越す前の悩んでるタイミングでこの映画を観ていたらすごく刺さっていたのかもしれませんね。
でも、今この映画を観たことで、私の課題としてはもう乗り超えた問題だということを再認識できたので、そのための出会いだったのかもしれません。
最後になりますが、映画への理解を深めてくれた考察の記事、とてもありがたかったです。
ありがとうございます。
考察記事のリンク貼らせていだきます🙏
追記
その後、また違う視点の考察を見つけました。
こちらは映画冒頭に字幕で提示される能の演目・邯鄲(かんたん)の一節をベースにした考察。
"人生の栄華は儚い"
こちらもとても納得の考察でした。
劇中でわからなかった演出?が1つあったんですが、それもわかったし。
様々な視点で映画を見ると、より映画が面白くなりますね。
こちらも考察のリンク貼らせていだきます🙏
ありがとうございます。