キーワードは「今・ここ・私」
若者が、Googleではなく、TwitterやInstagramを検索するようになったのはなぜか?
それは若者が求めているのは、「ライブ感」であり「臨場感」であるからだ。
今期のトレンド、流行りのアイテム、どれも確かにGoogleでも検索できるかもしれない。しかし私たち若者が欲しいのは単なる情報じゃない。流行という熱気の中に自分も包まれている感覚が欲しいんだ。
TwitterやInstagramを使って情報を発信しているのは友達かもしれないし、芸能人かもしれない。でもその「誰か」の感覚を自分のもののように受け入れられるのが若者ではないだろうか。「今そこのあなた」を「今ここの私」に変換できるから、今起こっている情報が欲しくなるのだと思う。
本当は他人が「良い」と言ったからといって良い物であるとは限らない。でもそれに気づかないのが若さであり、流行りを追い求めるのも若さであると思う。
「今ここにいる私」に不安があるから、流行を求める。誰かと繋がっている感覚を求める。それって自然なことだと思うし、きっと今の大人の世代の人が10代でTwitterやInstagramを持つことができたとしても同じ結果になるのではないだろうか。
私もイベント前とかついTwitterで検索してどんな人が行くのか見たりするし、私以外にこのブランド好きな人はいないのか検索する。でもいつかは他人がどうであろうと、自分が好きなものは好きって言える大人になりたいと思う。
参考:http://jp.techcrunch.com/2016/03/03/istagram-genking/