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環の会Youthの会 勉強会を開催しました

今年1月に立ち上がったYouthの会。
NPO法人環の会を通じて縁組をした子どもたちが、「養子として迎えられた人同士の交流」「育て親さんとの交流」「これから子どもを迎えようとしているご夫婦との交流」を目的に活動をしています。
そしてその活動をさまざまなところで発信をしていくなかで、養子縁組制度や法律のことを知りたいという声があがり、勉強会を開催しました。
初回は、環の会代表の星野寛美が制度や法律に触れながら、参加者たちの質問に答える形で進めました。

環の会代表の星野寛美

「育て親を決める際に最も注意して見ている点は?」「産みの親への対応やその後のフォローは?」「子どもの名前を産みの親につけてもらうのはなぜ?」「子どもの出自を知る権利に対する、環の会の取り組みは?」「なぜ、『真実告知』ではなく『テリング』なのか?」といった質問が出ました。
星野からは逆に、「自分の名前と(迎えられた家の)苗字のバランスはどう?」「育て親に名前をつけてもらいたかった?」「みんな、自分の育て親でよかった?」という質問が参加者に投げかけられました。
質問に答えるなかで、それぞれが自分の経験などを話し、養子という「同じ背景を持つ仲間」が自分と違う事情を持っていることなども知ることができました。

Youthの会が立ち上がった当初は「迎えられた子どもの視点」が中心だったYouthのメンバーは、環の会の子どもたち、育て親さんたち、これから子どもを迎えたいと希望されるご夫婦、そして養子縁組に関心を持ってくださる多くの方々とコミュニケーショをとるなかで、「養子縁組に関わる人々の視点」に広がって来ていました。
環の会の強みは「子どもの交流」と「親同士のネットワーク」です。
これからもこの強みを活かし、養子縁組が特別なことではないということを伝え続けていきます。

環の会Youthの会の勉強会についての目的と意気込みを話す、Youthの会の会長・志村君

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