蛍光灯の明かりが猫にストレスを与えているかも…|緊急時には救急動物病院へ!
猫は警戒心が強く、繊細な性格の子が多いため、私たち人間が思っているよりも日常生活でストレスを感じやすい動物です。
たとえば、猫は眩しい蛍光灯などの明かりがとっても苦手。そのため、不本意に愛猫を疲れさせてしまっていた・・・なんてこともあり得ます😿💧
そんな猫と照明によるストレスの関係について今日はまとめました✨️
猫を飼っている方はもちろん、これから猫をお迎えしたいと思っている方には特に参考になれば嬉しいです。また、緊急時に駆け込める〝救急動物病院〟についても紹介します。
猫は蛍光灯などの「明かり」がストレスになる⚡️
猫の目には、タペタムという反射板の役割を果たす組織があるため、薄暗い環境でも物をはっきりと見ることができます。そのため、人間にとって便利で日常的な蛍光灯の明かりも、猫にとっては大きなストレス源になることがあるのです。
さらに、蛍光灯は高速で点滅することによって発光しています。この点滅は、動体視力が優れた猫には明確に見えてしまい、ストレスを引き起こす要因になると言われています。
蛍光灯からLED電球へチェンジ💡🔁(間接照明もGood⭕️)
LED電球は蛍光灯や白熱電球よりも点滅が少ないとされており、猫のストレスを軽減するには最適です。
また一般的な電球と比べて約85%も消費電力を抑えることができとっても省エネ☘️
ちなみに夜間のお留守番時には電気は付けず、街灯や月の明かりなど、自然の明かりで過ごすことでリラックスさせることができますよ。
明かり以外に、猫がストレスを感じる要因とは!?
蛍光灯などの明かりは猫にとって大きなストレスになるということが分かりましたが、明かり以外にも次のような要因で猫はストレスを感じてしまうので、日頃から注意してあげましょう!
【猫がストレスを感じる要因】
①大きな音や金属音
②キツいにおい(柑橘系・ハーブなど)
③来客が多い
④仲が悪いほかの動物がいる
❌️😿大きな音や金属音😿❌️
猫は非常に優れた聴覚を持っており、人間には聞こえない高周波の音も感知できます。このため、掃除機やドライヤーといった家電製品の音や、車や工事の騒音など、日常的な音が猫にとっては大きなストレスになることがあります。
家電の使用や外部からの騒音を避けられない場合、猫がリラックスできる静かで安全な場所を用意してあげましょう。
また、金属がぶつかる「キーン」「カン!」といった甲高い音は猫にとって特に不快で、驚くだけでなく、稀に痙攣発作を引き起こすこともあります。特にシニア猫はこの影響を受けやすく、10歳を超えた頃から注意が必要になります。
猫が不意に痙攣を起こすリスクを減らすためにも、金属音が出ないよう日頃から心掛けましょう。
❌️😿キツいにおい(柑橘系・ハーブなど)😿❌️
猫は約2億個の嗅細胞を持っていると言われており、それは人間の5倍以上。つまり、猫は人間の5倍以上、においに敏感ということになります。
そのため、鋭い嗅覚が原因で嫌なにおいがストレスの要因になることがあるのです。
とくに柑橘類やハーブの香りを嫌う猫が多く、お酢、塩素系漂白剤、カレーなどのスパイス、ニンニクや唐辛子も避けたがります。
また猫のトイレのにおいにも注意が必要で、清潔好きな猫はトイレの尿や便のにおいを嫌がり、上手にトイレを使えなくなることがあり、その結果、便秘や膀胱炎を引き起こすことがあるのです。
❌️😿家に来客が多い😿❌️
来客が頻繁にある家庭は、猫にとってストレスを感じる一因となることがあります。
社交的で人懐っこい性格の猫には特に問題はありませんが、警戒心が強い猫は知らない人の存在により「自分の縄張りが脅かされるかもしれない」と感じ、ストレスを受けてしまうことがあります。
そのため、来客時には猫が安心して隠れられる落ち着いたスペースを用意するなどの配慮が大切で、猫の不安な気持ちに寄り添い、できる限り負担をかけずにリラックスできる環境を保ってあげましょう。
そして来客が帰った後は、猫が自らのタイミングで出てくるのを待ってあげましょう。無理に引っ張り出すような行為は絶対にNGです!
❌️😿仲が悪いほかの動物がいる😿❌️
猫は強い縄張り意識を持ち、もともと単独で生活する動物であるため、他の猫や動物と共に過ごすことがストレスになることがあります。
とくに相性の悪い相手がいると、猫は緊張を感じやすく、リラックスした生活を送ることが難しくなってしまいます。
そのため安心できる隠れ場所を作ってあげたり、できる限り生活エリアを分けるなどといった工夫をしてあげましょう!
ストレスは猫の健康に影響を与え、体調不良の原因となることもあるため、飼育環境を見直すことは猫の健康維持やストレス軽減のためにとっても大切なのです💡💡💡
猫はストレスで寿命が短くなるって本当!?体調不良や病気には要注意!
ストレスに敏感な猫ですから、ストレスを受けると自律神経が乱れ、ストレスホルモンの過剰分泌が起こり、体にさまざまな不調をもたらすことが分かっています。
代表的なストレス関連の病気には「特発性膀胱炎」があり、これは膀胱や他の内臓に異常や感染が見つからない場合に考えられるストレス疾患です。その他、腎臓機能の低下により「慢性腎不全」を引き起こす可能性もあります。
また、ストレスによって胃腸の働きが低下することで、嘔吐や下痢、便秘などの消化器系の症状を引き起こすことも分かっています。
このように、ストレスは体全体の免疫力を弱めてしまうため、いろいろな病気を引き起こしたり、感染症にかかりやすくなったりするのです。その結果、寿命が短くなってしまうこともあるでしょう。
かかりつけ医が休診日!?・・・そんな時は救急動物病院へ相談を◎(オンライン診療あり)
愛する猫の健康を守り長生きしてもらうためには、日常生活でどれだけ〝ストレスを与えないか〟という飼い主さんの意識が大切になります🐱☘️
しかし、部屋の明かりをLED電球や間接照明に変えたり、できることはさまざまあるものの、猫へのストレスを完全に無くすのは難しいですよね。
そのため「何度もトイレに行くのに何も出ない」「血尿が出た」「食欲がない」など、愛猫の様子がいつもと違うな??と感じたらすぐにかかりつけ医に診てもらうことが大切です。
休診日や夜間時には、麻布ペットクリニック(診療時間:20:00〜5:00)のような、夜間救急動物病院を利用しましょう!ここは深夜の来院はもちろん、ドクターとのビデオ通話によるオンライン診療も可能なので、適切な処置をとることができますよ!