悩み相談にはまずは温かいミルクを、、、
友達や上司に相談をしたことはありますか?
その際の相手からのアドバイスって二種類あるなぁーと感じています。
心に寄り添い、同情してくれる温かい反応。
事実だけを見つめ、ロジカルに詰める冷たい反応。
少し前に友人からある相談を受けました。それは、
「相談された時、返事がいつもめっちゃ冷たいって言われるんだよね、、。その人のことを考えてるつもりなんだけど、論理的に答えすぎちゃって、、、。」
実際、その友人は本当に優しい青年です。
その相談に少し、疑問を抱きました。だって私が彼に相談した時はいつも本当に的確な返答をしてくれていて、助かったことが何度もあったからです。
論理的な方が実践的なアドバイスなはずです。
むしろ、同情だけして当たり障りないアドバイスや抽象的、精神論的な返事をされたほうが「そうじゃない感」が否めないなと思っていました。
ただ、「相談に応える」というのは相談者が満足いく結果に導くのが目的なので、冷たいから相談しなきゃよかったと思われたら、それは失敗ですよね。
では、論理的に答える人と、感情に寄り添って答える人は何が違うんでしょう。
未来を見て、アドバイスをする人=論理的(冷たい人)
過去を見て、アドバイスをする人=感情的(温かい人)
だと思います。
論理的な人は、当人の感情や過去よりも、まずゴールを設定します。そして逆算的に次のステップを教える流れです。
感情的な人は、確実にゴールに導くよりも、心を大切にします。過去と現状を理解し、一人でないことを伝え、立ち直らせる流れです。
では、どちらが優れているのでしょうか。
同時に行うことがベストですよね。
論理的だった私は、アドバイスをしても「そもそも聞いてくれない」「逆に不機嫌になる」とズタズタでした。
アドバイスを聞いてもらうためにまずは、繋がりを作り信頼してもらうための土台づくりが必須です。
その過程に必要なのが、過去に寄り添い、温かく接することなのです。
① まずは寄り添い、過去を一緒に体験する。
② 現状を確認しあい、進みたい先を見つめる。
③ 理想の形を設定し、相手の理解と共に逆算する。
④ 次のステップを伝え、共に歩む(or アフターフォローをする)
この流れが最善なのからと現状感じています。
過去→現在→未来
と相手の視点を徐々にズラしていきます。そうすれば、相手も未来に目を向けることでき、期待や希望と共に乗り越えられます。
皆さんも是非相談された時は、過去だけで止まらず、またいきなり未来にぶっ飛ばず、一緒に相談者の人生を見つめてあげましょう。
落ち込んでいたら、まずは「温かい」ミルクを出しましょうね。