タイ留学体験記~その①~
みなさんこんにちは!そして超お久しぶりです!ひなたです。私のこと覚えてますか?🥲🥲タイに留学してから早いものでもう8ヶ月も経ってしまいました…😇🥲
留学期間も残すところあと2か月、まだ私の留学は終わっていませんが、今回はこれまで留学を通して感じたことや変化したことなどについて書いてみようと思います。ちょっと長くなりそうな予感…😇
タイに留学したきっかけ
私がタイへの留学を決めたきっかけは、実を言えば消極的な理由でした。
元々、私は第二外国語としてロシア語を学んでおり、その語学力を伸ばすため、また当時予定していた卒論テーマ(ロシアにおけるフェミニズム活動について)のためにロシアに留学しようと考え、協定校からの受け入れも決まっていました。
暖かい服を買い揃えたり、卒論テーマについて当時のゼミの先生と話したり、正直すごくワクワクしながらロシアへ飛び立つ日を心待ちにしていました。ですが皆さんもご存知の通り、昨年2月末にロシアがウクライナへ侵攻して戦争がはじまり、外務省の渡航危険レベルでロシアは渡航禁止となり、このタイミングでロシアへ留学することはできなくなりました。
当時私は「ロシアが戦争に踏み切った」という事実に非常に衝撃を受け動揺し、そして留学や卒論の計画を立て直す必要があることに対しても焦り混乱していました。
ほとんどの協定校の申込締切日が過ぎていたり、ロシア語で留学できる協定校が他になかったり、英語圏に留学するには語学のスコアが足りていなかったり…。そして非常に狭まった選択肢の中からやっと見つけたのが現在の協定校でした。
ですが、
「2年半ロシア語を勉強してきたのに他の国に変えるのか?」
「タイに留学する目的は何?そんな曖昧な目的意識で留学していいのか?」
「来年まで待つ、あるいは留学しないという選択肢もあるのに?」etc.
考えても考えても最善の選択は分かりませんでした。というよりも、正直ずっと「どうしよう」から一歩も思考を進められず、帰国後に「留学して良かった」と言っている自分を想像することすらできないまま…
それでも、大学入学前からどうしても長期留学したいと思っていたことや、当時考えていた進路のためには留学するならこのタイミングしかないと思ったこと、ぼんやりとタイはLGBTQ+関連の話題が多いと思ったことなどもあり…タイへの留学を決めました。
タイ留学どんな感じ?
ある程度想定はしていましたが、やはり他の留学生と比較した自身の目的意識の曖昧さに苦しみ、毎日「本当にこれで良かったのか」と自問自答し悩み続け、決断を後悔することも何度もありました。
ですが、日常生活はずっと充実している感があります!
これは私の(短所だと思っていたが留学中に長所でもあると思うようになった)パーソナリティや、タイの気風が私に合っていたことによる部分が多い気がするのであまり参考にしてほしくはないのですが…留学前に散々脅されたようなカルチャーショックやホームシックで鬱になることはありませんでした。
タイの気風
タイ人には「遊んだりご飯食べたりするなら、人が多ければ多いほど楽しい!」というマインドの人が多く、日本では経験したことのない規模の集団行動に見舞われ、放課後はほぼ必ずHang Outや夕食に誘われます。一人になれる時間が無いことで当初は逆に心身が疲弊しましたが…孤独を感じる暇がなかったことが鬱を防ぐ一端を担っていた気もします!
そしてかれらは(時に過剰と言えるほどに)とっっても親切です。友達も先生も何度も今でも「困ったことはない?いつでも頼って!」と心配してくれて、頼んでないことまでやってくれようとします。「大丈夫!いや本当に大丈夫だから!」と言っても世話焼きをやめません。
また、日本好きや日本に興味がある人が多く、日本人である私に積極的に関わろうとしたり、日本語で話しかけてくれたりもします。そして私が勉強中のたどたどしいタイ語で話しかけたり、タイ料理が好きだと言ったりするととっても喜んでくれます笑!タイを本当に愛しているんだなぁと感じる場面が多々ありました。
そんなタイ人たちが大好きです!
タイ料理
実はこれが最重要(かも)!!タイ料理めっっっちゃ美味しい!!!!!!
タイは外食文化で、屋台などでご飯を買うことが多いのですが、元々食べるの大好きかつ辛い物好きな私にとって美味しいタイ料理が毎日食べられるこの世界は精神衛生上素晴らしい環境だと言えますね…。
1週間ほど授業と旅行でタイ国外へ行ったのですが、タイ料理が恋しくて恋しくて仕方なかったです😭もう日本へ帰れません。
私のパーソナリティ
私は基本的に、未知のものに対する好奇心が恐怖心を容易く凌駕してしまって、「何だこれ!?とりあえず試してみたい!」「こうすればなんか上手くいく気がする!ダメなら対応策はその時考える!」みたいな感じで直感的に行動する、過度に好奇心旺盛で楽観的かつ計画性のないタイプです…。
留学前は自分のこのパーソナリティを短所だと感じ、何とかして変えたいと思っていましたが、留学中の様々な成功経験から今は長所にもなり得ると感じて受け入れられています。しくじった体験からは自分が注意すべきことを学ぶことができました😇計画性も少しは身に付いたと思っています…!
あとは、どんなに凄まじいカルチャーショックに遭遇しても「Amazing Thailand!!🤩」と捉え直していたことですかね!?この魔法の言葉により、カルチャーショックによる精神的ダメージをかけがえのない人生経験へと早変わりさせられます!これから留学する人には個人的にこの「Amazing○○」療法はおすすめです、まあ何の保証もできませんが…555😇
留学で得たもの
私が今までの留学期間で得られたものの中で、特に私に「留学して良かった」と思わせているものを二つ挙げようと思います。
一つ目は、私の先入観を覆して新たな選択肢を見つけるきっかけをくれた友だちです。その友だちは、私が今まで気づかないフリをしていた、私の選択肢を狭めている原因と向き合うきっかけをくれました。
先程ちらっと書きましたが、私の元々の卒論のテーマは「ロシアにおけるフェミニズム活動について」でした。しかし両親からはこのテーマに反対されており、「自分たちのことを恨んでも良いから、頼むからやめてくれ」と頭も下げられました。
かれらが反対する理由は、ジェンダーやフェミニズム関係の卒論を書いたら就活で不利になるのではという懸念によるものです。かれらは何十年も社会人として生きてきたので、私の知らない実情を知っているでしょうし、私を心配しているからこそ反対するのだと理解できます。
ですがやはり、理解はできても心底悔しかったです。かれらには「私がかれらの主張を受け入れる」という想定しか存在していないため、議論すらできないことが悔しかったです。かれらを議論の場に引き出せるほどの論理的な計画が練られていない自分の不甲斐なさも悔しかったです…。
卒論のテーマは両親が口を出すものじゃない?私だってそう思っています!!ですが、かれらが“私のためを思って”反対しているからこそ、その心配を無碍にはできないという思いと、情熱を注げるテーマで卒論を執筆したいという意志の間で板挟みになっていました。
ある時、友だちと大学周辺をうろついてやっとの思いで発見した良い感じのカフェでなぜか将来について話していて、そういった経緯で今悩んでいて、留学先も変わったし違うテーマを探してるんだと話すと、彼女から「ひなたの親は子離れしないといけないし、ひなたも親離れしないといけないんじゃない?」と言われました。
衝撃でした。頭の片隅では薄々そのことに気が付いていましたが、自分でも無意識のうちに考えないようにしていた事実をさらしだされたことに驚きました。なんという推察力なんだ全く!😇
私の親はいつも私に「言い訳するな」と言っていました。「逃げるな。他のもののせいにするな。言い訳は責任転嫁だ」と言われてきました。
では私がかれらの言うことに従ってかれらの許容範囲内の卒論を書いてそのことを後悔したら?「私がこんなに後悔してるのはあなたたちのせいだ」なんて言い訳をする私に、かれらは「言い訳するな」と言うのでしょうか。
かれらは確かに「自分たちのことを恨んでもいい」と言いましたが、私はかれらを恨みたくありません。そもそも恨んで良いから代わりに受け入れろって私の意志ガン無視にも程があるのでは!?(今更)(愚痴)
それに、私は親を自分の人生の後悔の言い訳になんてしたくありません。あまりにもかっこ悪すぎじゃないですか!!
またその友だちに、昔から親にはずっと「つまらない奴」だと言われてきて、自分でもその通りだと思ってると話したとき、「それっていつかひなたが自分の意志をぶつけてくるのを待ってるんじゃない?」とも言われました。そう言われて思い返してみたら、段々そんな気がして…(チョロ😇)
両親が私を過度に心配するのは、私が計画性のない危なっかしい子どもだからという理由も大きいのでしょう。友だちのおかげで、私がかれらを子離れできないようにしていて、結局は自分で自分の選択肢を狭めているのだとやっと認めることができました。
親離れして、帰国したらちゃんと“私”の話をきいてもらうために、今論理的で計画的な将来設計を意欲製作中です^^実はそれ、留学中に大発見した新しい興味分野に関する卒論や将来の計画なんですが…そしてそれがこの見出しの二つ目なんですが…長くなりすぎたので今回はここで一旦お預けとさせてください!😂
久しぶりのnoteだったので張り切り過ぎました🥲😇😂今回はめっちゃ留学体験記的な内容でしたが、ここまで読んでくださった皆さんにはBIGLOVEです…いつもワナビーのnoteを読んでくださってありがとうございます!!
それでは!次回のnoteもお楽しみに!!😘