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性別と色分け🐣

みなさん、お久しぶりです!めいです。
最近少し肌寒くなってきましたがいかがお過ごしですか?❄️

実は私、南国育ちで寒さにはめっぽう弱いのです…🥲
朝起きたら寒すぎて思わず暖房をつけてしまった話を友人にすると、早すぎると笑われてしまいました。

先日、夏ぶりに京都を旅行したのですが、青々としていた木々が少しずつ赤く染まっており、これからの紅葉が楽しみになりました🍁
(私は京都に大好きな友人がいるもんで、季節が変わるごとに遊びにいくのです笑)

「青」「赤」という言葉が出てきました。
そう、今回は「色」について、私が最近感じたことをお話ししたいと思います。
少し長くなりますがお付き合いください🌿

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私は、とあるカフェでアルバイトをしております。

そのカフェは観光地の付近にあり、新型コロナウイルスの感染者数増加が緩徐になった頃から、県外だけでなく、海外からもたくさんの旅行客の方が訪れてくださるようになりました。
そこで、旅行客の方に喜んでもらえるよう、地元の伝統的な焼物で、綺麗な器を揃えました。

江戸時代の画家が描いた、某波の浮世絵をモチーフにしたカップ🌊(青)と、小さな花が緻密に描かれたカップ💐(赤)です。

このカップを導入する時、店長にこう言われました。
「なるべく女性には赤いカップを、男性には青いカップを出してあげてね。」

ん????

「デザイン的に、そっちの方が喜ばれるだろうから」

うーん…納得いかん…

なるほど、花柄のカップは確かに可愛くて「女性」の私は好きです。一方で、波の絵柄も、青の濃淡が綺麗でとても好ましく感じられます。

どちらを出しても、同じくらい喜ばれるのじゃないかと思い、私はわざとランダムに出すようにしました。
実際、どちらを出してもがっかりされたり、より喜ばれたりなんてことはありませんでした。

実は、同じ花柄デザインのカップが、店頭で販売されているのですが、色は黄色や緑だったりするのです。
他の色もあるのに、なぜ赤を選んだのか。
そして、偶然かもしれませんが、他の種類のカップでも、必ず「赤」と「青」もしくは「黒」が対となって用意されているんです。
さすがに考えすぎかな…?
本当にそうだとしたら思い込みを超えて、もはや強迫観念レベルでは…?
とモヤモヤ。

当の店長は、
「さっき、女性のお客さんに間違えて青の方で出しちゃった〜」
と言います。

女性に青のカップを出すのは「間違い」なのか…。
私は性別は気にせずランダムに出しています、とは言えませんでした。

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話は変わりまして、私は先日、ヨーロッパへ旅行したのですが、その経由地である中国の北京国際空港にてある発見を得ました💡

北京に到着して一段落したところで、私は空港のトイレに向かい、入り口ではたと立ち止まりました。
男女を示すピクトグラム🚻が、どちらも青色だったのです。

よく見ると、片方はスカートを履いていて、どうやらそちらが「女性用」であることがわかりました。

私が用を済ませて手を洗っていると、入ってきた「男性」らしき人が私の顔を見て慌ててトイレを飛び出して行きました。

なるほど、あの人は、「間違えた」ようだ…。

あれ、私も、店長みたいに無意識に色分けしてる…??
ひょっとして、色の刷り込みをされていないか…?🌋

私が育った南国では、特にトイレの色分けはないのです…。
日本に来ておよそ6年で、自分に染み付いていた「常識」に気がつきました。

そもそもなんで日本で、男性用のトイレ=青で、女性用のトイレ=赤なの??

調べてみると、この赤と青のピクトグラムは、1964年の東京オリンピックの時期に作られ、広まったと言うことです。
日本以外の国では、トイレの色分けをしないところが多いそう。

他の国でも、男性=青、女性=赤のイメージはあったらしいですが、今も日本に住む一部の人の意識に浸透しているのは、全て出ないけれど、このピクトグラムが少なからず影響しているんじゃ…?

一つの当たり前が、他のことにも波及していくのが少し恐ろしく感じられました🥵

自分の中の当たり前が、本当に意味のあることなのか?
いろいろな場面で自分に問い直して行きたいと思いました。

以上、最近感じた「色」についての話でした〜🧚
お付き合いいただき、ありがとうございました🙌


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