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地方議会にできること

こんにちは。WannaBeMEのしんしんです。最近は、花粉がひどくて、大変です(汗)みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?

ところで、統一地方選挙、前半が終了し、いよいよ後半に突入しました。時期が遅くなってしまったなあ、と反省しつつも、ここで、ジェンダー・フェミニズムの観点から、地方議会ができることは何なのか、考えてみました。

※なお、今回の選挙で、WannaBeMEとして、特定の候補者の支持を表明することはありません。

地方議会にできること

⒈パートナーシップ条例の制定

現在、全1759自治体のうち、272自治体でパートナーシップ制度が導入されています。これは、人口普及率で見ると、68.1%だそうです。まだまだ導入されていない自治体も多いです。同性婚ができない現状で、不利益を被っている同性愛者の方などはとても多いです。少しでもその影響を減らすためにも、パートナーシップ条例の制定に賛成する議員が必要です。また、地域によっては、夫婦別姓を求める方も利用できるところがあります。このようなパートナーシップ制度が、すべての自治体に広まるといいですね!

2.性の多様性条例の制定

これは、性的指向・性自認・性的少数者に対する差別の禁止をする条例のことです。この条例の制定によって、女性の権利が侵害されるとの誤解が少なくありません。しかし、この条例によって、「トランス女性を装った男性が女性トイレに入る」というようなことが正当化されるわけではありません。

3.生理用品無償配布の推進

近年、「生理の貧困」に注目が集まっています。生理用品が十分に入手できず、それによって困難を強いられている人が多数いる中、優先的に取り組もうとはしない議員、否定的な議員も少なくありません。
生理の貧困については、こちらのnoteで詳しく解説されています。ぜひご覧ください!

4.性犯罪の防止に向けた取り組みの推進

性犯罪の防止のための取り組みには、どんなことがあるでしょうか?例えば、駅で痴漢防止のアナウンスを流したり、女性が男性から被害に遭うことが多いことから女性専用車両を充実させることが挙げられます。こうした内容を、行政や鉄道会社に求める活動をしている議員もいます。

5.国への意見書の採択

なかなか国政と地方政治との結びつきが想像できないかもしれませんが、実は、地方議会は、国への意見書を採択できます。金沢市議会でも、否決されたものの、「男女の賃金格差の是正へ向け、政府としての施策充実を求める意見書」などが提出されています。

地方議会においても、選択的夫婦別姓と同性婚に賛同しない議員が登録されているサイトがあります。あなたの街の候補者は!?ぜひチェックしてみてください!

6.トイレ問題

男性トイレ内のサニタリーボックスの普及や、オールジェンダートイレの充実など、すぐに取り組むべき課題ではないでしょうか。男性トイレの個室化を求める声もあります。

男性トイレにサニタリーボックスを設置することで、トランスジェンダーの方の生理用品だけでなく、尿失禁の方がおむつを捨てることができるという利点もあります。詳しくは、この記事がおすすめです。

オールジェンダートイレが設置されることで、トランスジェンダーの方やノンバイナリーの方だけでなく、シスジェンダーの方にとっても、自分の性別を意識しないで済むので快適だという声もあるそうです。

ところで、オールジェンダートイレには様々な意見がみられます。もちろん、現時点では、性犯罪の防止の観点から、男性・女性トイレも残す必要があるでしょう。ですが、それはオールジェンダートイレ設置を否定するものではありません。

男性トイレの個室化については、大便をしにくかったり、隣の人の視線が気になるということです。

https://www.townnews.co.jp/0401/2017/09/01/396878.html

https://career.oricon.co.jp/news/2003582

7.他にもいろいろ、あなたのねがいは?

他にも色々、あなたが「こうなったらいいな」と思うことがあると思います。そんな声をひろって、政治に届けていくのが議員の役割であり、一番身近な議員が、地方議員です。だからこそ、地方議員は重要なのです。

NHKの候補者アンケート、非常にオススメです。あなたの思い、どの議員に託すか、ぜひ、考えてみてください!

あなたの一票は、先人がかち取ってくれた宝のようなもの。

権力を持つ人にとっては、ないほうがいいわけです。知らないうちにこの大切な権利がなくなっていた、なんてことがないように、投票に行きましょう!

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