同性だって、異性だって、家族になりたい
こんにちは、WannaBeMEのみずきです。12月ももう半分を過ぎようとしていますね。かなり冷え込んできましたが、最近嬉しいニュースもありました🍀
今月7日、小池都知事が2022年度から「同性パートナーシップ制度」を東京都に導入することを発表しました👏👏
金沢大学がある石川県金沢市でも、今年の7月から導入されました。同性パートナーシップ制度を導入する自治体はどんどん増えているんですね〜☺️
そこで今回は、同性パートナーシップ制度について少しお話したいと思います。
同性パートナーシップ制度って?
同性パートナーシップ制度とは、
自治体が同性カップルに対して「結婚に相当する関係」とする証明書を発行し、様々なサービスや社会的配慮を受けやすくする制度です。
日本では同性婚が認められていないため、2015年に渋谷区で初めてこのようなパートナーシップ制度が導入されました。
同性婚とはちがうの?
同性婚には法的な効力がある一方、同性パートナーシップ制度には法的な効力は一切ありません。
よって、
法的に家族とは認められないのです。
他にも、遺言がないとパートナーへの遺産相続ができなかったり、パートナーの子どもの親権者になることができなかったりと、同性婚と比べて、できないことがとても多いのです。
じゃあメリットはあるの?
同性パートナーシップ制度を利用することで、
例えば、パートナーの命に関わるときにそばにいたり、家族としてお医者さんから話を聞いたりすることができます。
また、家族として一緒に住んだり、生命保険の受け取り人に指定したり、民間の家族割を受けたりすることもできます。
どれくらい広まっているの?
現在、139の自治体が制度を導入しています。
しかしこれは全体の1割にも達していません。
また、日本で制度を利用できる自治体にいるひとは人口の約41.8%です。
つまり、半分以上のひとが未だにパートナーシップ制度を利用することができない状況にいるのです。
しかし、そんな中でも2277組ものカップルが同性パートナーシップ制度を利用しています。(2021年9月30日時点)
制度の多様化
東京都港区の「みなとマリアージュ制度」のように、同性カップルだけでなく、性的指向・性自認に関わらずだれでも利用できるパートナーシップ制度もあります。
また、同性パートナーの子供とも家族になれるファミリーシップ制度というものも導入されています。
愛する人と結婚したい
話は変わりますが、私は結婚式場のスタッフのアルバイトをしています。
お城のような式場で、ご親族やご友人の方々に祝福されながら、愛し合うふたりが家族になり、新たな道を歩み始めます。
愛する人と家族になれるだけじゃない。
自分たちの結婚を、たくさんのひとが心から喜んでくれる。
愛する人と結婚するって素敵だなぁ
と、毎回胸がいっぱいになります。
けど同時に、
なぜ同性のカップルは結婚できないのか
と、悔しくもなります。
『愛する人と家族になりたい』『家庭を築いていきたい』
その想いは同じはずなのに、同性カップルであるというだけで認められないのです。
結婚する権利をみんなに…
今回、同性パートナーシップ制度についてお話しました。
しかし、制度を導入したからといってセクシャルマイノリティへの不平等な扱いが解消されたとは決して言えません。
今年の流行語に『ジェンダー平等』がトップテン入りしましたが、
ジェンダーに関わらず、すべての人が同じ権利をもつことで初めて、『ジェンダー平等』は達成されます。
結婚するという権利、法的に家族と認められる権利を、どうかすべての人がもてるような制度を整えてほしい。
そして一番大切なのは、
すべてのひとが、愛する人との結婚を周りのひとに心から喜んでもらえる
ということ。
同性カップルも、異性カップルも、
すべてのカップルが、あたりまえに結婚できて、あたりまえに祝福してもらえる。
みんなの幸せをみんなで喜ぶことができるような社会をつくることができますように。
みずき
参考文献(とってもわかりやすいです):
MARRIAGE EOR ALL JAPAN https://www.marriageforall.jp/marriage-equality/japan/
みんなのパートナーシップ制度 https://minnano-partnership.com/