コンカフェと間違えてキャバクラの面接に行った話

概要

コンカフェだと思って体験入店を申し込んだら、面接がついてきて、しかも調べるうちにキャバクラだと気づきました。結果としては面接落ちしました。今後も接待系のバイトを中心に探しますが、今回の経験を通して申し込み時に気をつける項目を増やそうと思います。

本文

イントロダクション (きっかけ)

僕の性格を知っている人ならば、僕のイメージとして必ず真面目な点をあげると思います。そんな僕がコンカフェのバイトをしようと思ったのは以下の3つの理由からです。

  1. 忍耐力と表面的な会話力を身につけたい

  2. 今しかできないバイトをしたい

  3. そもそもバイトをしたい

順番に説明します

  1. 忍耐力と表面的な会話力を身につけたい

私は2年次から割とコミット量が多いサークルであるところのiGEM UTokyoに所属しています。学術的にもそこで出会った人の面でも非常に自分にとっては有意義だったのですが、何よりも自分にとっての課題に直面することになりました。1つ目は周りに比べた能力の低さ。ただ、これは普段の大学生活やサークル、自学を通して磨いていくしかないでしょう。2つ目は忍耐力と表面的な会話力です。ここで[表面的]と言っているのは[上っ面の付き合いに必要な]というよりも、[学術的な思考力や頭の回転ではなく、会話の内容に関わらず普遍的に会話をする上であった方が良い]という意図です。やはり、サークル活動なので、雑談をする機会もあり、それが重要でないかというと、慣れてきたり疲れていたりするときは、雑談におけるプレミで雰囲気を悪くしたり、人を意図せずに傷つけた自覚があります。しかも、この能力は普遍的であるがゆえに、磨いておかなければ研究生活や社会生活でも支障をきたし得ると考えています。
そして、この能力を磨く上では、接待系の職業が一番良いと判断しました。
他に考えられる選択肢(人に勧められたものもあります)をあげます
a. 飲食店バイト
実際に短期間でしたが、これはしたことがあって、思った以上にマニュアル化されており、また、バイト中にコミュニケーション面でプレミする可能性が低いため、除外しました。
b. 販売系のインターン
やはり、物を売り込むという明確化つ外的な目標があれば、それに即した行動をすると考えられます。この場合、 好かれる、印象の良いコミュニケーションという曖昧なスキルは確かにあった方が良いですが、副次的な産物であると考え除外しました。
接待系の職業では、人とのコミュニケーションをより実践的かつ集中的に身につけることができると判断しました。
忍耐力についてですが、僕は、男尊女卑的で自分の価値が容姿で判断されたり、低俗な言葉が飛び交う環境が本質的に苦手です。そういう価値観が無理で早く九州から離れたくて勉強して上京してきたという一面もあります。それゆえ、本質的にルッキズムやミソジニーのありふれていそうな接待系のバイトは忍耐力を鍛える上で適切そうだと考えました。

2.今しかできないバイトをしたい
どうしても容姿が重視されるであろう職種なので若いうちしかできないだろうということです。

3.そもそもバイトをしたい
サークルが特に忙しくなった昨年秋頃からバイトをしていませんでした。この状況をよくないと思ったきっかけが2点あります。
a. 年下の兄弟に煽られた
先日2年ぶりに兄弟にあった際、兄弟の金遣いについて苦言を呈した場面がありました。その際に「あんたと違って、自分はバイトして返してるから、余計な口出しすんな(意訳)」のようなことを言われました。反論したい気持ちもありましたが、事実なので受け入れざるを得ませんでした。
b.親に対して申し訳なく思った
こちらも先日、親にあった際に、「タイミング良くお母さんが復職できてよかったね。お母さんの給料のほとんどが<僕>と<兄弟>の生活費で消えてるんだもん。」というようなくだりがありました。冷静に考えて、フルタイムで働いている母の給料のほとんどが生活費・学費で消費されてしまっているのは非常に申し訳ない、その申し訳なさを噛み締めるべく殺人的な忙しさを誇る学科スケジュールの中でも働くべきなのではと思いました。

手段(いただいた助言と応募方法)

偶然、ガールズバーに体験入店したことがあるという友人がいたので、彼女に使ったサイトや応募方法を聞きました。バイトルで求人を探し、その中で徒歩圏内かつ自分に比較的コンセプトが合いそうな店の体験入店に応募しました。

結果

・応募から面接の間
調べるうちに、コンカフェではなく、複数店舗を展開しているキャバクラの店だと気づきました。コンセプトが大学生や資格取得を推しているところだったので、可愛い系のコンカフェ・メイド喫茶よりも自分のニーズがありそうだと考えたのですが、冷静に考えてそれが受ける層は所謂オタク文化ではなくキャバクラやパパ活のような層だというのは自明でした。
履歴書が不要なのも、今になってみれば、店が個人情報を持たないためであり、つまり、客層のリピート質が高くストーカー化が起こりやすいということを示していたと考えられます。
当日
16時ごろに当該店舗に足を踏み入れました。[16時から面接の応募をしている<>です]と名乗ると通されました。人生でキャバクラに足を踏み入れることは滅多にないのでまじまじと観察しました。細めの通路に手前側がカウンター状のスペースで半円形でドラマなどに出てきそうな壁に沿った形のソファーと絶対に勉強するには狭い円形のテーブルが複数個ありました。

アンケート用紙のようなものに記入することを求められたのですが、やはり住所などの情報は薄く最寄りの情報だけでした。
記入後にはそれをもとに面談されました。
・志望理由
・今までのバイト
・働こうと考えている年月
を聞かれました。提示された情報の中で内心驚いたのは、
・コンカフェではなく完全にキャバクラだと言い切られたこと
・お客様との連絡先交換が必須だと言われたことでした。そして、これは自分にとってかなり良くない条件でした。学科が確実に忙しいことがわかっており、忙しくなればなるほど、LINEやDiscordの連絡を放置してしまう自分にとってはかなり厳しい条件ですし、もはやパパ活が前提でかなり安全が脅かされるように感じられたためです。
そこで、働こうと考えている年月について、夏に留学の予定があると答えました。今のところ未定ですが、お金が入らない限りは流石に短期留学は親に反対されるだろうと思っているので実現はしないと思います。留学先について聞かれて少し焦りましたが適当に答えました。やはり、人気商売で長期的にお客様と出会う機会が必要なのでその点で落とされました

結論

事前調査不足で今回は店の業種を間違えました。また、考慮するのが足りていない条件も現地で知ることができました。今後も接待系の職業のバイトを中心に探そうと考えていますが、より安全でおすすめの職業があればぜひ教えていただきたいです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?