![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87589921/rectangle_large_type_2_5c93cc353ce988e8ebc0a815513f7d63.jpeg?width=1200)
ラジオについて書いてみたくなって
小学生の時に夜更かししてたことを思い出しました。
4,5年生くらいからだったでしょうか。
夜な夜な布団の中でFMラジオを聴いてたなと。
お気に入りはbayfmでした。
ダラダラと明け方まで聞くこともありました。
こっそり録音して聴き返したりもしました。
朝目が覚めると、外れたイヤホンをまとめて、ラジオの電源を切る。
それが僕の毎日でした。
何しろ当時はラジオにどハマりしていました。
パーソナリティーの方々が、何やら面白くトークして、くだらなさに笑い転げることもある。
色々な音楽が流れる。
好きな感じの曲でもそうでなくても、とりあえず最後まで聞く。
嫌なことがあっても、なんだかいい一日だったような気がしてきます。
ラジオにおいて、他のリスナーの存在というのは、意外に大きな意味を持っていると思います。
高校生、社会人、お年寄り。自分の全く知らない人たちが、好きな曲をリクエストしたり、悩み相談をしたり、お題に沿った話を寄せたりする。ラジオの電源が入っている間だけ、そんな秘密の部屋の端っこに座らせてもらっているようで、それは自分の生活の外側に初めてできた”居場所”だったように思います。
僕には、ラジオを聞く人は、皆同じように居場所を求めているように思えました。例えそうでなかったとしても、僕はそう感じていました。
その日その時に、同じように居場所を求めてラジオに耳を傾ける人たちが、夜遅くまでいる感覚が、勝手に嬉しかったのです。
僕の隣に、ヒャダインさんが、シシド カフカさんが、奥華子さんが、チャランポランタンが、中村中さんが、Sissyの皆さんがいてくれました。
そしてその隣にはやはり、リスナーの皆さんがいるのでした。
ラジオが、(小学生なりに)僕の心に空いていた多分小指くらいの穴を、そっと埋めてくれていました。
そういえば、バンド活動という熱に初めて触れたのもラジオでした。
僕の知らないオンガクがそこにありました。
青春、オトナ、社会。
まだ見ぬ世界が、電波に乗って、映写機のように僕の布団に映し出されました。
遠くのどこかで開催されるライブに思いを馳せました。
遠くの誰かの一日に思いを馳せました。
・
・
・
「昔あの番組に救われていた人」だけで集まってみたりしたらどうでしょうか。
誰か『Hello!sissy』聴いてた人いないですか?笑
中村中の『よのなかばかなのよ』は偶然にも来週最終回らしいです。
まだやってたのか!
聞かなくては。
まだちょっと季節じゃないですが、その頃好きだった曲を置いておきます。2017年に活動休止してしまったバンド、Sissyの「ひとりぼっちの冬物語」です。
今聞いてみればなんて男性的な失恋ソングだなぁと思いますが、そんなのもわからずただぼんやりと「おとなの恋だ…」と思っていた頃に比べれば、僕も幾分か大人になってしまったのかなぁと思いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=u_xvlSkZUmw
気がつけばもう、大学三年生の秋です。