わんこのごはん~総合栄養食~
おそらくわんこを飼い始めると量販店やペットショップ、動物病院で紹介されるフードがあると思います。
そのほとんどが「総合栄養食」だと思いますが、栄養バランスを加味されて、日々バランスを考えなくとも保存もきくものを勧められて食べてきていると思います。
それがいつしか病気になってしまうと「療養食」を勧められるようになり、今日からこれを食べてくださいと言われたことのある飼い主さんも多くいるはずです。
そもそもどこがどう違うのかひとつずつ説明していきましょう。
なぜ総合栄養食なのか
普段広く食べられている総合療養食は、人間でいうところの食べもの+サプリで合成されたフードです。
なんとなくこういう言い方をすると「え?」と思うかもしれませんが、人と違い、犬たちは好き嫌いをしてしまうと途端に栄養バランスが崩れます。
私たちは「今日は魚を食べたから明日は肉を・・」といったようにコントロールが可能ですが、彼らはわたしたちが気にしてあげない限りは同じものを食べ続けるとどんどん栄養バランスに偏りが生じてしまいます。
ドッグフードは様々な食材が混ざってひとつの形状になっていることが多いですが、これは食べムラをなくす目的でもあります。
寿命にも大きく関係している「総合栄養食」
おおよそ40年でわんこの寿命は倍延びたといわれています。
最近、もともとわが家にいたダックスの仲間で22歳以上の子も見たりと、かなり長生きしいている子も見かけるようになりました。
これは、獣医療の発展はもちろんのこと、総合栄養食のたまもの、といっても過言ではないと思います。
大昔、ごはんと残り物のお味噌汁・・そんな時代もあったかと思います。
ごはんとお味噌汁だけでは炭水化物と多少のたんぱく質、塩分程度ですから、私たちよりも日々駆けまわったりして筋肉が発達しているわんこたちにはかなり少ないたんぱく質量だったのはわかると思います。
他にも脂肪分ももちろん必要ですし、鉄分、カルシウムといったミネラル分も必要。
また、コロンと拾いやすいうんちにするためにもさまざま考えられています。
栄養面はもちろんのこと、私たちの生活になじむよう配慮もされながら日本で初めて「ビタワン」というフードが生まれ、改良を重ねて各社今に至っている状況です。
ドッグフードを改めてかんがえてみる
わんこは「毎日同じドッグフードを食べるのがあたりまえ」という主観は、そもそもはわたしたちの利便性が大きく、さらにはバランスを考えた結果であるということをまずは理解をし、さらにここから知識を深めていけるお話を今後していこうと思います。