浴室、そのさらなる恐怖
隙間に目張りもしたし、
仕事中は蜂のことなど忘れていた私。
帰宅後、一応という気持ちで浴室をそっと覗いてみた。
そこには我が目を疑う光景が。
なんと死んでいる蜂が4匹。
その数にも引くけど、
そもそもなぜ蜂がいるのか謎すぎて頭が真っ白に。
いったん扉を閉め自問自答。
なんで?なんでいるん?
窓じゃないってこと?
でも何処から?
で、なんで死んでるん?
これはドッキリなんじゃないかしらと思いたくなるほど不可解な、我が家の風呂場‥
夢なら覚めてと思っても、どうやらこれは夢ではないらしい。
いやいや、これはロジカルに考えないといけない。
冷静に、冷静に。
まず、昨夜は確かにいなかった4匹の蜂。
確実に昼間のあいだに入ってきたものだ。
隠れる場所なんてないのだから間違いない。
ただ、新たに入ってきたのなら
死んでいるのはおかしい。
いくら殺虫剤をスプレーしたとて、昨夜の話。
換気もしていたのだから4匹も死んでしまうほとではないはず。ということは、昨夜まいた殺虫剤の影響を確実に受けてのこと。
この空間でそれが考えられるのは‥。
天井を見上げた先には換気扇。
浴室には窓があるので、昔から換気扇は使わない。
換気扇って、当たり前だけど外と繋がっている。
ここがどうも怪しい。
というか、ここしか考えられない。
しかも合計6匹。
たまたま迷い込んできたというよりは、
あのトンネルが通り道になっているということ。
ということは、つまり‥
巣を作り始めている‥?
などと思っていると、
どこかでブブブブ!という音が。
私はすぐさま換気扇に向けて殺虫剤を噴射。
すると、その音がいくつか重なって聞こえてきた。
うわ〜‥ビンゴだ〜‥。
何度かスプレーしてようやく音は止んだ。
それから4匹の亡骸を回収し、
私の2日にわたる悪戦苦闘は終わりを迎えたのだった‥泣
とりあえず白い布テープで換気扇を塞ぐ。
カバーしとけばよかった。
何かいいの探さなきゃ。
風邪をひくと
健康の有り難みがわかるとよく言うけど、
蜂が出たことで
蜂のいない浴室の有り難みがわかりました。
これからは蜂のいない浴室に感謝の気持ちをを忘れずに入浴します。
なんじゃそりゃ。
もう懲り懲りよ。
冬になったら外の入り口、塞ごう‥。
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