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ハリーポッター

娘が小学一年生の時。
学校から帰ってきて
「今日の金曜ロードショー、ハリーポッターなんやって。先生が観たほうがいいって言ってた。」と報告してきた。
「へぇ。じゃあ観よっか。」それが始まり。
親子そろって一気にハリポタ沼へダイブ。
私は原作を一気読み。
驚くことに娘も私の後を追って読み出した。

伊勢丹でハリーポッターフェアなるものが開催された時は、ややこしい盛りの息子も連れて喜び勇んで出かけた。◯◯円以上の買い物で組み分け帽を被り特設セットに座り写真を撮ってもらえると聞き、当時の自分としては清水の舞台な額の魔法の杖セットを買った。
組み分け帽を被った娘の姿、
そして流れるグリフィンドール!の声。
母、もう大感激。

ハリポタって、原作も映画もどちらも素敵。
原作は和訳が素晴らしいと思う。
どんどん物語に引き込まれるし、
日本人が感情移入しやすいように訳してもらえてる感がすごくある。
翻訳者の松岡さん。
確か亡き旦那様が作った出版社を引き継ぎなんとか奮闘されていたところ、ハリポタの和訳権利をゲットし会社を盛り立てた、みたいなエピソードではなかったか。旦那様も児童文学を出版するのが夢だったとかなんとか。
作品が素敵だと、そこに関わる人たちも素敵なのかしらね。

映画も完璧なまでの美術セット、
そして登場人物たち。
おそらく原作から入った人でも、その期待を裏切らないどころか上回る完成度だったんじゃないかな。
最初の頃のファンタジー感は少しずつ薄れ、
炎のゴブレットあたりからはぐんとダークな雰囲気が強めにはなるけど。

ハリーポッターの魅力のひとつとして、
グッとくるフレーズがある。
テーマとも言えるかもしれない。

闇の魔法使いヴォルデモートに死の呪いをかけられても、なぜハリーが生き残ったのか。
それは愛だとダンブルドア先生は言う。
両親がこの子だけは守りたいと強く願ったその愛が、見えないバリアとなってハリーを守った。
ヴォルデモートの最強の力を持ってしても、
親が子を想う愛には勝てなかった。

グッとくるぅ‼︎

なぜヴォルデモートは賢者の石を手に入れることができなかったのか。
賢者の石を所有できるのは、その力を決して使おうとしない者だから。

グッとくるぅ‼︎

自分がヘビ語を話せると知り、戸惑い愕然とするハリー。
ヘビ語を操れるのは、昔から闇の魔法使いたちだったから。自分はもしかしたら闇の側にいるべき存在なのか?あちら側の素質があるのか?
そんなハリーにまたしてもダンブルドアが言う。
「その者を決めるのはどう生まれたかではない。どうあろうとするか、じゃよ。」

グッとくるぅ‼︎

ヴォルデモートを阻止すべく校則を破って寮を抜け出そうとするハリーたちを、理由を知らないが故に止めようとしたネビル。
結局、ハーマイオニーの魔法であっさりカチンコチンにされちゃっておしまいだったけど。
学年末の表彰式で、そんな彼をダンブルドアは褒めてくれた。
「敵に立ち向かうのは勇気がいることだか、友に立ち向かうのはもっと勇気がいることだ。」

グッとくるぅ‼︎

もうええよって?笑

このように、しびれる言葉があちこちに散りばめられているのがハリーポッターなのだ〜!

去年、姪の結婚式で東京に行く機会に恵まれた私。
わりとタイトなスケジュールだったけど、
ハリーポッターのスタジオツアーに行くことができた。もう、あそこは夢の場所だったぞ。
是非また行きたい。

エクスペクト、パトローナームッ‼︎





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