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けもなれ


2018年放送の日テレドラマ

ただいまアマプラで配信中。
空き時間に少しずつ観ております。
当時はいまひとつピンとこないまま、主演の2人が好きだからという理由で観ていたこのドラマ。

改めて見返してみたところ、
え、なんかめちゃくちゃいいんですけど!となっております。

松田龍平さんは「アヒルと鴨のコインロッカー」で大好きになりました。
あの飄々とした空気感は唯一無二って感じがします。

ガッキーは淡々としてるし
何より無難な役が多いから、
演技派!というイメージがあまりない女優さんではないでしょうか?
が、実はかなりお芝居上手な人なんじゃない?とずっと思っています。目の動きや表情で細かな感情表現ができる人だと思ってます。
やりすぎ感がないというか、とにかく自然。
自然とか普通って、実は一番難しいのでは?と思うから。

2人のキャスティングにありがとう

自己主張が苦手で人に対して強く出られない、ガッキー演じる深海晶。
田中圭さん演じる恋人の京谷は、無職で依存体質の元カノを4年ものあいだ自宅から追い出せずにいる優男(やさおとこ)。

京谷が一番イラッとくる


そんな京谷に対して言いたいことは山ほどあるのに、やっぱり自分の本音をぶつけることができない晶。時々イヤミは言うものの、ついつい物分かりのいい彼女を演じてしまう。
仕事においても周りの期待に応えるべく、その全てをきちんとこなそうと奮闘。完璧にこなしてしまうが故に、関西弁でキレまくるワンマン社長は他人の持ち場まで晶に丸投げしてくる始末。

この人、関西人が見たらツボるよ


とはいえ頼りにされると、それを突っぱねることもできない自分。完全にキャパオーバー。
いつしか、笑顔が顔に張り付いているだけのような毎日。

仕事帰りに立ち寄る行きつけのバーで飲むビールが晶にとっての癒しの時間。

こんなお店ほしい

そこで松田龍平さん演じる根元恒星と出会います。

「嘘くさくてキモい。」
「お綺麗だけど、お人形さんみたいな女。」
恒星の発言はものすごく失礼だけど、どれも当たってる。ぜんぶ図星でした。
出会いこそ最悪だったけど、恒星には本音を言える晶。いい人になる必要なし。
無理に笑う必要もない相手ってわけです。


上っ面の笑顔を見抜く恒星や、
「頭で考えてばかりのお馬鹿さん」という菊地凛子さん演じる呉羽のセリフなどなど。
心の琴線に触れる言葉や場面が目白押しなことに気づきます。

実はこれ、めちゃくちゃいいドラマだったんでは⁈と、一話目から驚きっぱなしです。

松任谷さん
上野くん

このドラマで伊藤沙莉さんを初めて認識し、
こんな人いたんだ!と驚きました。
ほんと、この人にしか出せない味です。

ことごとく仕事でミスをしまくる上野くんを演じる犬飼貴丈さんもとってもいい。
振り切ったズッコケ方、毎回笑ってしまいます。

京谷の元カノに黒木華ちゃん

華ちゃん演じる元カノ朱里ちゃんがこれまたよい。
朱里と晶が絡みだしてからが私は大好きでした。
同じ人を好きになったんだから、きっと仲良くなれるはず‥というか、
この2人をぬるま湯に入れたまんまにしている京谷が良くないのであって、
女子2人は何も悪くないはず!

‥あ、違うか。
ぬるま湯から出ないことを選択している女子たちがいけないのか。笑
そやな。

とにかく、取り囲むキャラクターたちが皆んな魅力的。ここからお話が進んでいくのが今から楽しみです。

当時では拾えなかったメッセージ、
惹きつけられずにいたセリフ。
あと何個、受け取れるかな〜。

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