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Apple 成功の裏側 from スティーブ・ジョブズ
おはようございます、わんこふです。
昨日、映画「スティーブ・ジョブズ」を観ました。
ジョブズといえばご存知の通り、Appleを設立し、Appleを追い出された後にNeXT computerを立ち上げ、その後にまたAppleにCEOとして呼び戻されiPhoneなどの画期的な製品を創り出していった人物です。
ただしAppleの社名は2007年まではApple Computer Companyでした。Tesla Motorsも現在ではTeslaになっていますよね。幅広い製品を取り扱うようになったので社名を変更したのでしょう。
そんなジョブズ率いるAppleが最初に発売したのがApple Ⅰ です。これはApple共同設立者のウォズニアックが独力で作り上げた製品でした。ウォズニアックはウォズの魔法使いなんて呼ばれていて、初期のAppleにめちゃくちゃ大きな役割を果たした人物です。
元々はウォズニアックが趣味で作っていたマイクロコンピュータ(モニターなどがついていない、基板の上に電子部品などを取り付けたもの)を見たジョブズがこれは凄いということでApple Ⅰという名前をつけて地元の店に売り込みに行き、50台入荷してもらう契約を獲得します。
その後は、ジョブズが何百件と電話をかけまくり、融資を受けることに成功します。そして生まれたのが、Apple Ⅱです。Apple Ⅱはパーソナルコンピュータ、つまり一般向けのコンピュータの始まりとも言える製品で、Apple Ⅰとは違い、買ってから組み立てる必要はなく(今はそれが普通ですが)、買ったらすぐに使えるオールインワンタイプのコンピュータでした。つまり今のパソコンの直系のご先祖とも言えるようなモノです。
このApple Ⅱがヒットし、Apple Ⅰとは比較にならないほど売れました。
ちなみにこのApple Ⅱもウォズニアックが開発のほとんどを担当しました。
その後も紆余曲折がありながら、Appleはこれまでにない素晴らしい製品を出していくわけですが、始まりはウォズニアックが趣味で作っていたものをジョブズが強力なセールス力とプレゼン力で売るようになったことです。
ジョブズは想像以上にサイコパスな人物で、昔から一緒に働いてきた仲間をスパッと切るし、恋人が妊娠したら酷いことを言うし、結構クレイジーです。
ですが、はったりを効かせたセールス力やプレゼン力は抜群で、冷酷とも言えるほどのこだわりを発揮して、周りの人がどうなろうと構わず、自分の理想の製品を創り上げます。
もし本当に映画で描かれているような人物だったとしたら、なろうと思って、なれるものではないでしょう。普通の人にはないメンタリティを持っています。
話を戻すと、ウォズニアックが作った素晴らしい製品だけでは世の中に知られなかったし、逆にジョブズだけでもダメだったでしょう。素晴らしい製品と強力なセールス力が組み合わさったからこそAppleは大成功したのです。
素晴らしい製品を作れば世の中に広まると思いがちですが、実際にはセールス力や資金を獲得するためのプレゼン力が必須になると痛感させられる映画でした。
以上、わんこふの日記でした🐾