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曇りの日は高感度カメラが欲しくなるという話

レンズ交換式カメラには画素数の多い高画素カメラと画素数を少なく抑えた高感度カメラの2つがあります。

一般に画素数が大きい方がいいと思われるかもしれませんが、高画素カメラはISO感度の上昇でノイズが発生しやすく画質が低下するため撮影時に光を多く必要します。

R7(3400万画素)でISO感度3200で撮影
目の周りなど黒い場所はノイズが目立ちやすい

撮影条件にもよりますが高画素カメラはISO6400でかなりノイズが目立つようになります。

一方、高感度カメラはISO10000超でもノイズが目立ちにくいです。

ノイズはISO感度が上がるほど目立つようになるため、暗い室内や曇りの日などの光量が少ないシチュエーションで力を発揮します。

ペット撮影では被写体ブレを避けるためシャッタースピードを速くするため、曇りや日が傾いてくるとF値が小さいレンズを使っても光量が足らずISO感度が上がってしまいます。

シャッタースピードを遅くすると手足や目線などがいろいろ被写体ブレしてしまうのでドッグランでの撮影時は選択肢としていません。

また、高感度カメラの隠れたメリットとしてF値が大きいレンズを使用できる点です。

F値が低いレンズは重くお値段も高額です。ペットのような被写体を追いかける撮影ではカメラとレンズは少しでも軽くして機動力を確保しておきたいところなので、このメリットは無視できません。

一方デメリットとして、画素数の少なさからディティールは撮影条件の整った高画素カメラには及びません。

高画素カメラと高感度カメラは得意とする撮影シチュエーションが異なるためできれば2台揃えておきたいところです。

ただISO感度に起因するノイズは画像編集ソフトのノイズリダクションである程度緩和できるようになりました。

なので、どちらか一方というのであれば高画素カメラをおすすめします。

ノイズリダクションでノイズを軽減

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