MOAMi LIVETOUR2023東京公演「POPなMELONでSODAよな」 at 下北沢 DY CUBE2023.09.16
今回のツアー3公演目は東京でした。
ツアーも折り返しとなり本人も気合い十分みたいです。
場所は下北沢のDY CUBEさん。
以前に3マンライブを開催した事がある奥にハンバーグ屋さんの入口があるライブハウス。
この立地ってトンガッたバンドとかのライブがある日だとコワモテの革ジャンが並んだりしてハンバーグ屋さんは迷惑なんだろうな、なんて思いながら列に並ぶ。
通路にライブポスターがある。
みんな写真を撮って、その度に「あー、お久しぶりです」「お元気ですか？」などと声を揃えてご挨拶w
さて、MOAMiさんのライブですが先に説明しておくとツアーでも全公演セトリを変えての演奏になります。
そして事前のセトリ公開はせずに完全秘密となっており、それを観客がより楽しめるように「セトリ予想ビンゴ」やってます。
16マスを曲名で埋めて当たれば列数により「ご褒美」が貰えるんです。
そんな楽しみ方もアリなライブ、18:30になりました。
開演です。
カーテンからぴょいっと出てくるMOAMiさん。
白い衣装、「1314」のMVと同じドレスだ！
スカート下にボトムの重ねはしてないけど、アクセサリーまでMVと同じでこれは嬉しいファンサービス！
1曲目 「道標」
照明が控えめ目なまま1曲目スタート。
表情もよく見えない明るさだけど、この演出は
「今日はビジュアルよりも楽曲を聴いてくれ！内容で勝負するぞ！付いて来い！」
なメッセージかなと勝手に思ってしまった。
静かに強くピアノを弾く。
丁寧に歌う。
会場には彼女の声とピアノの音だけ。
これだけの人が集まっているとは思えない静けさで全員が意識を集中してステージに注目している。
「道標」の選択、お見事！
2曲目 「ビールとストロング交互とな」
まさかの新曲。
人気曲のストロングスタイルのセトリを予想していたので新曲は無いと勝手に踏んでいました。
タイトル由来は、お酒好きな彼女はストロングを飲みながらビールをチェイサーにする事もある所から。
彼女特有の世界観が味わえる可愛い曲。
しかし、1曲目の「道標」からの2曲目の新曲、今日のビンゴは厳しくなりそうです。
2曲目終わりのMCでみんなが写真を撮り始める。
それを見てMCを中断してピアノを離れ突然のスクショタイム。
さっきまでの緊張感は何処に？
そして、どこまでファンサービスしてくれるんだw
3曲目 「あいまいもこ」
アルバム「三日月」に収録している曲。
このアルバムは聴きまくっているのでライブでの披露は珍しいけど個人的には馴染み深い大好きな曲。
沁みました。
この時点で涙腺ヤバかったです。
4曲目 「チャイナブルー」
好きな曲が続く。
歌詞的には冬歌なので9月の公演で聴けるとは思っていなかった。
嬉しいけどビンゴカードは大ハズレ。
でもそんなのどうでもいい。
素晴らしい「チャイナブルー」でした。
ちなみにツイキャスでは聞き取れなかったけど、演奏中に後ろの方の席からドリンクを飲む際の氷が触れ合う「カラカラ」の音が小さく鳴って偶然だけどいい効果音でした。
歌い終わってのMCで先日公開された「1314」の話題を少し。
「歌う訳じゃないんだけど、1314はYouTubeで聴いてね♡」だとw
https://youtu.be/qSqHxkXFPUw?si=BP-WjvrZoEXY53iR
5曲目 「リボンクチュール」
可愛くもカッコイイ曲。
イントロいいなぁ。
ピアノ演奏だとカッコイイより可愛いが前に出る印象。
この曲も大好きなんです。
でもビンゴには入れてない(泣)
この日のリボンクチュールの最後の音、
「うりゃ！」と〆る。
Goodでした！
6曲目 「fairy」
人気曲が続く。
しっとりと聴かせてくれる「fairy」は本当に良い。
自然と前のめりになって聴いてしまう。
丁寧に丁寧に優しく優しく歌うその声に会場全員が引き込まれているのが分かる。
静かに皆が聴いているのに、手拍子も無いのに、全員がノッてる。
表現しにくいんだけど、一体感が半端ないんです。
来年の10周年に向けてのクラウドファンディングを語るMOAMiさん。
ファンへの感謝を少し話すだけで涙ぐんでる。
人への感謝を本心から感じているあなただからこそファンが付いて来るんですよ。
上辺だけの「ありがとう」を彼女から聞いた事は今までありません。
その言葉を出す度に伝わってくる。
それを伝えられる彼女って本当に凄いなって毎回思います。
7曲目 「イーチデイ-eachday-」
まさかまさかの新曲2曲目！
新曲は嬉しいけど、ビンゴクラッシャーMOAMi w
今日のビンゴで新曲2曲を誰が予想しただろう？w
しかも、この先人気曲となるであろうめっちゃいい曲。
ピアノの「優しい」と歌声の「優しい」の見事なシンクロ。
ピアノ演奏は上手いです。歌だって上手いです。
それが根底にあるからこそなんだろうけど、これほどまでに「優しい」を伝えてくれるアーティストはそういません。
歌詞を知らない新曲だからこそ、理屈ではなくすうっと自然に入ってくる心地良さに酔いました。
8曲目 「君といた夏」
否応無しに昨年の夏を思い出してしまう曲。
17(ワンセブン)ライブという配信アプリでのイベント出場を賭けて皆で応援した曲。
ピアノから離れマイクを手に取り音源での歌唱となる。
多分だけど、MOAMiさん途中で感極まってなかった？
ガンガンに感情が伝わってくる。
飛んでくる。
これがMOAMiライブの醍醐味！
もうね、会場の空気を全部持ってく。
アホみたいな表現だけど、キューってなるんです。
なんかよく分からないけど、キューって。
会場で体感した人なら共感して貰えると信じてますw
前半終了
恒例となっている衣装チェンジの休憩時間です。
この時間に常連組は今日のビンゴはどーだのこーだのと歓談も楽しい。
僕はこの時間にMg酒井さんに少しだけでも話し掛けにいくのが楽しみのひとつですw
ちなみに、この休憩時間にMOAMiさんは必ずツイキャスにコメント入れます。
ライブに来れずにツイキャスで見てるファンにもサービスサービス♡
後半スタート
赤いタータンチェックのパンツに肩が出ている黒いジレでの登場！
その色っぽさに歓声が上がるw
そして馴染みの無いイントロ、、、
かと思いきや「1314」が始まる！
9曲目 「1314」
ここまでのMCで「1314」を何度も話に出しておいて歌ってなかったから、今日は歌わないのかと思ってました。
完全に引っかけられた。
後日談で本人から聞いたのですが、前半パートでわざと「1314」の話題をして歌わず。
そして後半パートでサプライズ的に歌うカラクリだったそうです。
すっかり騙されましたw
この「1314」という曲は自身初のMV曲(僕のnote『1314』参照)で自然と盛り上がる。
盛り上がるというより、この曲の制作からの成り行きを知っている人には涙無しでは聴けません。
少し余談ですが、毎曲始まるタイミングでビンゴ予想している人は手元のカードをチェックしがちなんですが、この曲が始まった時は皆曲に集中して誰もカードを見てなかった。
この吸引力は某掃除機より強いぞ！
この日は新シングル「StarHert~bruegreensummer~」
の発売日だったんだけど、両A面となる曲はシークレットだったんです。
その曲の発表！
その曲は「大好きバースデー」！
そして「でも今日は歌いませんけどw」
え？え？え？www
10曲目 「Star Hert~bruegreensummer~」
新CDの「ブルグリ」が始まる。
CD収録の音源version。
元の曲調よりさらに柔らかいアレンジにしみじみ聴き入ってしまう。
彼女はシンガーソングライターだから自分で作った曲は誰よりも曲の意味を分かっているのは当然だとしてもこの表現力は凄い。
目の前に曲の世界観が映像として浮かんでくる。
マイクをスタンドに預けピアノに移動。
その時にプチトラブル発生。
スタンドにマイクが差さらないw
悪戦苦闘の末に小声で「酒井さん😢」とヘルプするの可愛いなw
そして予定ではなかっただろうけど、急遽スクショタイムに。
ここでMOAMiさん「可愛く撮ってね♡結構ヤバい写真上がってるしねw」と厳しくも容赦ない注文をしてくるw
11曲目 「君と時間100 Summer」
ここでこの人気曲！
今日のビンゴで書いた人は多かったのでは？
安定の名曲だけど、何度もライブで聴いてる曲だけど、聴く度に上手くなってる。
感動の度合いが上がってる。
まだ成長過程なのか？
恐ろしい人ですMOAMiさん。
12曲目 「月と私と」
あーもう好きな曲が続く。
しっとりと弾くピアノが堪らない。
抑揚がとても良く響き勝手に涙が出てくる。
この感想文には書いてませんでしたけど、実はもうずっと泣きっぱなしです。
ツアータオルって汗を拭く物じゃなくて涙を拭くように用意された物だったんですねw
「色々な事あるし、事情もあるだろうけど、自分も諦めないし皆も諦めないで」のMC。
この流れで次の曲の予想が出来た。
ここまで名曲代表曲をたくさん歌ってくれたけど、、、
さぁ聴かせてください！！
13曲目 「スタート」
この日の「スタート」は少しだけ肩の力を抜いたような感じがする。
その分メッセージ性が強いような。
的外れかもしれないけれど、普段の「スタート」はもっと自分自身に言い聞かせるようなニュアンスがあるんだけど、この日は観客に向けてエールを送っているような感じ。
「私は頑張る。皆も頑張って。一緒にもっともっと成長しよう」
そんな声が聞こえた。
歯を食いしばって生きるのは辛い事だけど、笑顔でいれるのはそれを乗り越えて来たから。
幸も不幸も、甘いも辛いも、全部全部清濁飲み込んで成長していきたいですね。
MOAMiさんってファンの前でもワガママな一面を隠さずに見せたりして正直な人だと思ってます。
そして自分を美化するような事を口にしない人。
数日前にインスタに上げた言葉に
「私生活はぼけぼけで
なんだか抜けてるとこも多くて
でも音楽と応援してくれている
みんなに対してはだけは
全力でずっと向き合ってきたと思う。」
とありました。
しっかりと『全力で』と書いていました。
なかなか自信を持って使える言葉ではありません。
それを言えるだけの事をずっとやって来た自負があるからこそ出て来た言葉。
そしてこの日のステージで、
「私、ちゃんと頑張って来たなって」
「みんなの気持ちをしっかりと受け取りたいと思ってる」
そんな強い言葉を重ねていく。
みんなの顔をしっかりと見ながら。
そして次の曲へ、、、
14曲目 「# 7バイバイ」
幾度も聴いた曲。
大好きな曲。
僕的には「# 7」は2年前の埼玉公演でのプレイが最高だったんだけど、それを超えました！
歌い方はメロウなんだけどピアノ演奏が凄い迫力！
鍵盤を叩くその指先に感情がこもってる。
これが弾き語りの醍醐味なんだ！
MOAMiさんにしか出せない魅力なんだ！
「これまで生きて来た経験」
「今の自分の精一杯」
「抱えている未来への決意」
それら全部ひっくるめてぶつけて来る。
聞き手にも覚悟を強いる「# 7」
厳しくも美しい魂を揺さぶられる名曲。
MOAMiさん、あなたに出逢えて本当に良かった。
15曲目 「ほにゃらか」
今日この日の決意をまんま歌詞に写したような曲。
ラスト曲でしっとりと落ち着かせる曲調だけど、とても強い思いを持ってなければ決して書けない曲。
力任せに押してくるのでは無く、メロウに聴かせて芯の強さを感じさせるテクニックは多分昔の彼女には持ち合わせてなかったであろう。
この曲をラストに用意した意図を少し感じ取れた。
「今の私はここに居ます。
成長出来てますか？
分かってくれますか？
これからも見守ってくれますか？」
この演奏中に聞こえて来た僕の勝手な思い込みの彼女の声はきっと間違ってないだろう。
ここで本編終了。
感動でボケ～としている頭でステージを捌けるMOAMiさんを見て思った事。
「あ～、足、なげ～～」
EN 「涙、シーソーゲーム」
アンコールのこの曲で初めて手拍子が出る。
そんなライブあります？
15曲の間ずっと掛け声も手拍子も無く聴き入ってるライブ。
その緊張感は凄い物だった。
でもこの曲はMOAMiさんもリラックスしているようで「みんなー、ホントにありがとう！再来週に東京で(またライブ)やるからね！」w
そして大盛り上がりで終演！
お疲れ様でした！！
アンコール終わってMOAMiさんが退場した瞬間、みんなが一斉にビンゴカードを確認するのはまるでレース後の競馬場のようで笑えたw
ここまで長々とライブを最初から追って書いて来ましたが、改めて振り返って。
冒頭でも触れましたが、今回の会場となったデイキューブさんは以前に3マンライブを行った場所。
同じライブハウスでありながら、その時のライブとは全く違い既視感が全く無い。
これって凄い事です！
本人は「ゆっくりとしか成長出来なくて」「多分成長はしてるんだろうけど」と控えめな言い回しするけど、こんなに短いスパンでライブを見せてもらってるのに、必ずと言っていいくらいに前回の完成度を超えてくる。
毎回見せ方を変えてくる。
ソロの弾き語りですよ？
どれだけ照明の色を変えようと大して変わり映えなんてしません。
演出の方法なんて何パターンもある訳ゃない。
セトリが毎回違うから？
曲を変えても歌う人は同じで楽器はピアノだけですよ？
なのに観客の引き込み方がエグい(多分表現間違ってるw)んですよ。
そして彼女の感情が本当にダイレクトに伝わって来るんです。
僕なんかは完全にMOAMiさんにハマってるクチだから贔屓目もあるだろうけど、心底まだMOAMiさんを知らない人にライブを見て欲しい。
でも日時や場所、費用なんかのハードルもあるでしょう。
まずは17ライブという配信アプリで彼女に触れてみてください。
無料で充分に楽しめます！
「MOAMi🐢🎤」で検索してください🙇♂️
最後に
こんな素敵なライブを魅せてくれたMOAMiさんですが、来年に活動10周年を迎えます。
2024.02.17に記念ライブの開催予定。
同時にオリジナルフルアルバムの制作も！
インディーズ活動の彼女にとってそれらは僕らが思うよりとても高いハードル。
少しでもいい、ご協力を頂けたなら。
そして願わくば「チケット付き」の応援で彼女の全身全霊のライブを見届けてください。
https://camp-fire.jp/projects/view/699732
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