映画 「ラブリーボーン」
この映画、ヒロインのスージーというまだ14歳の少女が変質者に惨殺されてしまい、家族は深く傷付き、離れ離れになりかけますがスージーは天国から家族を見守り、メッセージを送るというお話です。
まだ野放しの変質者や、スージーを亡くした家族の苦痛よりも、フワフワと暖かい風に身を委すスージーが主体となっています。まだ14歳の少女が行く幻想的な天国が良いですね(^^)
とっても気になり、原作の小説も読んだのですがスージーがいる天国はもっとブランコとか色々あるんですよ(^^)
天国はさておき、原作の様に殺されるシーンは詳しく映画には描かれていないものの、スージーの同級生の女の子で少し個性的で変わってる子が出てきます。
その子は死んだスージーを目撃するんです。映画でも原作でも。
いわゆる、霊感的なものがある子なんでしょう。その子もスージーを亡くした友人達に寄り添います。ここもまた良いんですよーー(T ^ T)
悪徳霊感商法の様に「スージーは今、天国にいて貴方を見つめています。彼女は貴方に感謝してます。ブツブツ…」とかじゃないですよ?(笑)
結構観ていて辛いのが、やっぱりスージーの家族ですね。ママは泣き、パパは犯人探しに躍起です。
妹と小さな弟もいます。自分達もスージーが居ないのは寂しいのに、両親はギクシャクしてきます。
ああ…(T ^ T)
ここで子は鎹というけれど鎹に一役かったのはおばあちゃん。ママのママ。
これまた原作でもママは美人でおばあちゃんも中々と有りましたが、映画ではママにはレイチェル・ワイズと、おばあちゃんはスーザン・サランドン。敵なしの美人ですね。
おばあちゃんはパパやママとまた違った方向から子供達を理解し、いつも味方でした。
出て行ったママをも理解していて受け入れます。その間、家庭を支えます!!
原作の話や実在のモデルは…とか話しちゃうと、映画を純粋に楽しめないから好きではないのに、ごめんなさい。
この映画の良いところで、たしかに死んだら戻って来れないけれども、生きていれば建て直しが効くという事。
終わりが中途半端という評価もあるけれども、
ママは戻って来るし、またみんなで生きていける。
それにラストでスージーが落としたブレスレット?だったかを拾った人は、それが古い物だと分かり「これを付けてた子も今は大人になったんでしょうね」と言います。
それに対してスージーは、「そうでもないんだけどね(^^)」と言うのです。