映画「ケープフィアー」

こちらもものすごい勢いでデ・ニーロ大先生が大暴れしていましたね〜!
主人公は弁護士と元受刑者。この元受刑者がデ・ニーロ演じるケイディなんですね。
この度刑期を終え、自分を弁護した弁護士界隈をうろつきます。これがまた不気味な付き纏いから始まります。
それもそのはず、このケイディの野郎はとんでもない悪でバカ丸出し。察するに、弁護士は本気で弁護せずに手抜きしてムショにブチ込みたかったのでしょう。
ケイディが罰を喰らっている歳月で弁護士はリッチな弁護士先生になり、立派なお屋敷と美しい妻と娘、これまた上品な高級車に囲まれて生活していました。
そこを脅かすケイディの登場で弁護士大先生の生活は一変。元受刑者の単なる逆恨みではなく怠慢がバレていたのです。

ねちっこい付き纏いに留まらず、ついにはペットのワンコが殺され、娘にまで接触。
あろうことか、娘はケイディを悪くは思っていなそう。こういう時、腹立ちますよねー!親子間はギクシャクします。

実際暴力を振るったとか殺したとか、その辺りは犬に留まります。これも充分ヤダけど。

ですがケイディのタチの悪さはここなんです。
近づいては胸糞悪い事を言ったり不安、不快にさせるなど、例えば犬を殺したのも家に侵入した形跡がないとかね〜。
もう、接近禁止命令くらいしかできないんです。
それでも家の前に登場。奥さんに犬がどうとかホント胸糞な事を言い放ち、不安にさせて去ります。
あー…死ねばいいのに。

ここで追い詰められた弁護士サムは、ヤバいことも辞さない私立探偵を雇います。
この人…(笑)
ケイディに警告したシーンはお互いものすごく敵意丸出しで、ほんっと口が悪い!暴言が飛び交います。
よくもそこまで言い合ってるのにお互い手が出ないなと感心するレベルです。

呆れた暴言私立探偵はケイディをボコボコに懲らしめてやろうと提案。
しかし当然返り討ちに。
それどころか弁護士サムは一度、キレて「この街から出て行かないと酷い目に遭わせるぞ」と凄んでいたのを録音されてました。逆に今回のリンチでケイディに訴えられてしまいます。
ボコボコにされて痛々しい姿になり凄腕弁護士に縋るケイディの芝居臭さと言ったらもう!
面白〜い(^^)しょんぼりしてらぁ。

もう最後は殺し合いですが、そのシーンやラストよりもケイディが人を挑発したり、憎しみを込めて見つめる狂気溢れる演技、そこを楽しむのもいいかもしれません(^^)




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