映画「フル・モンティ」

もう30年くらい前ですね。
この映画を観たのは当時の恋人が色んな映画を見る人でオススメされたんでした(^^)
そして面白かったです!

舞台は、過去は鉄鋼業で栄えた町。
でも今はどこも廃業して失業者で溢れていました。
主人公となるロバート・カーライル演じるガズもその一人。
彼は別れた奥さんとの息子の養育費の支払いもままならない状態です。
サッカー観戦に行きたい息子。もちろんチケットを買うお金などありません。残念そうな息子に「会場にはチェックのゆるい所があって入り込めるらしい」と一生懸命に言うシーンは笑っちゃいます。

終始情けないガズ。そこが武器なのでしょう。
そもそも冒頭では鉄鋼を盗もうとしていますし。


いつも一緒の仲良しのデイブに男性ストリップを提案。
一攫千金だ!と。

このデイブも良い味出してます。彼もガズほどひどくありませんが、なかなかです。
自信を無くし、浮気しているのでは?と仕事中の奥さんをガズと一緒に盗み見する姿はもう何と言っていいのやら。

ストリップはあまり乗り気ではないけれど、ガズに押され、じゃあ先ずはメンバー募集。
すると意外にも人は来て、マシなのを選択。

この映画、こいつらのストリップにお客さんが入ったかというよりも、どうやって仲間が増えたか、ステージの完成までどんな道のりかと描いたものなのです(^^)
苦難を乗り越え…とはまた違います(笑)

練習中の風景、アクシデント、ダンスが体に馴染んでいく様子、絆を深め合い彼らは本当の仲間になります。
なんじゃそら。 

でも男性ストリップと一人一人それぞれの人生、小規模にマッチして、なかなかどうして面白いお話になってます。

今や名脇役となったロバート・カーライルとトム・ウィルキンソン。この2人、やっぱり素敵です(^^)



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