映画「クラッシュ」

こちらは人種差別が題材になっていますね。
重く辛いシーンもありますが、超豪華メンバーだしストーリーも良いのでオススメです!!

アメリカで暮らす様々な人種の人達が交差するお話なので飽きないですし、本当に差別のやり方も色々で取る人も色々。
この映画を観て、では最後に何が言いたかったんだろう?というと私としては切羽詰まれば何かしら糸口が見えてくるって事かなと思いました。

小憎たらしい裕福な白人夫婦、貧しいながらも家族愛し合って暮らすヒスパニック系、息をするように黒人差別的な発言をする白人刑事、その発言や人間性を嫌う白人の同僚など人種もそうですが、違う人種に対しての意識ですね。
ここが違う人達が交差します。

作り手さんは…きっと白人に大威張りする人が多いという印象付けようとしたに違いない!というほど、付ける薬の無さそうな性格ひん曲がった小憎たらしい白人が出ます。
それこそ差別じゃないのか?って勢い(笑)

超豪華メンバーなんですが、皆さん迫真の演技です!
見どころはやっぱり…車で大きな事故を起こした黒人女性がまさに死ぬか生きるかの瀬戸際の状況に陥ります。
もう、崖っぷちの車から脱出が先か、車の爆発が先か!ですよ。
先ずはシートベルトを外して…が、震えと恐怖でできません。
そこへ救出に来た警官は、かつて旦那さんの前で自分を辱め、それ以来夫婦仲もギクシャクさせている悪夢に陥れた張本人でした。
恐怖でシートベルトも外せなかったのに、彼女はその警官に「あんたはイヤ!」と死を覚悟して強く拒絶します。
私はこのシーンで涙が出ました。
ゲス警官、彼女がどんな気持ちでいるのか悟り、警官として必死で「奥さん、僕につかまってください!」と手を伸ばします。
とても真摯に助けようとしています。
そして彼女はゲス警官に助けられます。
この時の彼女の涙、本当に辛い涙ですが、ここで一つ乗り越えた彼女はまた旦那さんと前のように仲良く暮らせそうとさえ思えます(^^)
助かって良かったと。

こんな感じ、思いや出来事が交差するんです。
他にも良いシーン、いっぱいあります。
重い映画ですがホントにオススメですよ⭐︎



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