映画「ブレーキングポイント」
この映画は本当に重いですが素晴らしい作品です!
超豪華メンバー⭐︎
ストーリー自体も良いし、何より俳優陣の演技が光る作品です。
普通のカフェでくつろぐお客さん達、忙しそうに、いかにもな制服を着て働く人。
至って日常的な風景の中、銃の乱射事件が起こります。
このシーンは犯人の顔は最後までハッキリ分からない辺りで生存者の今後の不安定な日常を暗示しているかのようで不気味でした!!
このテロで父親が亡くなった少女をダコタちゃんが演じています。
父親と自分と友達と、そのカフェに居たところを愛するパパは撃たれて亡くなるのです。
しかもテーブルの下に隠れた友達と自分は難を逃れたからパパの死の間際を見ています。
以来、彼女はパパの死を無駄にしない為に行動します。
一人の初老の男性、助かったものの何故かギャンブルに走ります。元々好きだったのでしょう。そこから深い深い沼にはまります。
せっかく銃撃から逃れ助かった命なのに?
そう思うのはやはり私も含め、観望側だから。
そしてこの映画で一番目立つシングルマザー演じるケイト・ベッキンセール、自分が助かって良かったと抱き締める相手を間違えて、変な方向に手を伸ばします。どこまでいくのか…。
他にも乱射した犯人にドアを開けてあげた人、この事件の生存者へのケアをする人、色んな人の想いや行動があらぬ方向へ迷走する話。
暗い暗いストーリーだけれど、考えさせられる映画で、本当に大好きです!