顎変形症まとめ③プレート除去・オトガイ形成と入院生活
はじめに
あくまで自分の場合はこうだったという記録であり、個人によって適切な術式や経過は異なります。
自分に何の術式が適応されるかや、入院のスケジュールなどは、お医者さんに聞いてください。
そんな細かく体調レポ必要ないですって人は、まとめだけどうぞ。
2022年2月 プレート除去とオトガイ形成
手術内容
両顎手術の際に設置した金属プレートを取り除く手術と、顎の骨を割って動かしたり、削ったりするオトガイ形成を一度に行った。
金属プレート除去
両顎手術の際に、骨の接着を安定させるためにつけた金属のプレートを取り除く手術。
※プレート自体は有害なものではない
オトガイ形成
いわゆる顎先の骨を整える手術。
医療目的というよりは、審美面が大きい。
4mmの中抜きと、2mmの後退。
手術時間は4時間ぐらい、全身麻酔で行った。
補足
今回の手術は、顎変形症の手術をした人の中でも
①プレート除去もオトガイ形成も両方行う
②プレート除去だけ行う
③プレートは有害ではないから取り除かない(=オトガイもしない)
の選択肢がある。
(プレート除去せずにオトガイ形成だけするという選択肢は、保険適用の中では無い)
プレート除去は、前回の手術と同じく全身麻酔なので、体力やスケジュールの面から行わない人も割といる。
またオトガイ形成については審美面がメインなので、美容整形の一環であると捉えて、プレート除去だけ行う人もいる。
あと、元からオトガイが綺麗だと判断されれば手術はされません。
矯正歯科が審美面に考慮しないという方針の場合は、そもそもオトガイ形成を同時にできることを教えてくれなかったり、渋られたりすることもあるらしい。
私の主治医は審美面も考慮してくれる先生だったので、シュミレーションや口腔外科との話し合いなど積極的にしてくれました。
手術までに行ったこと
①採血、検尿、心電図、肺活量
前回の手術から時間が経っているため、全身麻酔に耐えられる身体かどうかの検査、麻酔量の決定のための検査、感染症の検査が行われた。
②検温
今回も2週間前から検温し、記録。
今回は出血したとしても多少であるため、貯血は無し。
定期的な口腔外科の検診の中で、「そろそろプレート取りましょうか」と言われ、次の検診とともに検査を行ったため、定期以外の通院は一度か二度だけだった。
入院期間
手術前日
お昼頃に入院。
口腔外科での検診と手術の最終説明、看護師さんによる入院生活(消灯の時間やお風呂など)の説明、検温など。
18時に晩御飯を食べる。
21時から絶食。
手術当日
6時30分に起床。
7時から絶飲。
8時頃に手術着に着替える。
看護師さんに貴重品類を預ける。
8時30分に歩いてオペ室へ移動。
名前と手術内容を確認のために自分の口で看護師さんに伝える。
9時からオペ開始。
手術
相変わらずオペ室が寒い。
前回と同じようにあれよあれよと靴下、心電図、パルスオキシメーター、点滴が付き、声かけとともに麻酔をかけられ、意識がなくなる。
術後
点滴、血抜きドレーンが付いている。
今回は尿管カテーテルは無し。
顎はバンテージで固定されていて、保冷剤で冷やしてる。
そのまま一般病棟に戻る。
夜には携帯を触れるぐらいの元気あり。
ドレーンが相変わらず苦手で眠れない。
術後1日
(変化)
ドレーンと点滴がとれる。
冷やすのもなくなる。
(状態)
痛み:ちょっと
腫れ:腫れてる。特に右側が。
感覚:触ればわかる程度
ご飯:刻み食
熱:37.0°ぐらいの微熱
次の日から早速刻み食が始まる。
前回の経験から比較して、点滴がないしそこまで痛くないのでかなり楽。
下顎しか触ってないので、呼吸も苦しくない。
でも下唇が麻痺ってるので、よだれはダラダラ。
術後2日
(変化)
特になし
(状態)
痛み:ちょっと
腫れ:腫れてる。特に右側が。
感覚:触ればわかる程度
ご飯:刻み食
熱:37.0°ぐらいの微熱
顔は腫れてるものの、普通に動けて元気。
診察で急に「帰りたいならもう別に帰っていいよ」とか言われる。
術後3日
(変化)
特になし
(状態)
痛み:ちょっとだけ
腫れ:腫れてる、右側が特に。
感覚:触ればわかる程度
ご飯:刻み食
熱:ほぼ平熱
暇すぎて、家族にスタバを差し入れてもらって飲みながらゲームしてた。
普通に元気。
術後4日
(変化)
昼からご飯が普通食になる
(状態)
痛み:ちょっとだけ違和感
腫れ:腫れてる
感覚:触ればわかる程度
ご飯:昼から普通食
熱:ほぼ平熱
術後5日
(変化)
退院
(状態)
痛み:違和感程度
腫れ:まあ腫れてる
感覚:触ればわかる程度
ご飯:普通食
熱:平熱
退院。はや。
その後の経過
術後8日
抜糸。まだ麻痺が残っているからか、前回よりも全然痛くない。
以降、口腔外科に定期検診。
術後4ヶ月
経過良好とのことで、口腔外科を卒業。
まとめ
・入院から退院まで6日間。術後2日目には帰っていいと言われたが、家の都合で長引いたので、お休みは1週間あれば余裕で社会復帰できると思う。
・腫れや麻痺は長引いたけど、体力的にしんどいのは当日の術後だけだった。
・手術後の口腔外科への通院は2、3回で終わった。
・術後半年経った現在、麻痺は全回復し、腫れも引いた。が、これは両顎手術と同じく体質や年齢の影響も大きいので、運。
・顎変形症の手術が辛すぎたからか正直余裕で、毎日診察とご飯とゲームの日々だった。
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