やりたいことの微分と、次の銃を手に取る勇気の話

以下のマシュマロへのお返事です。
ふんわりした話なので、ふんわりしたお返しになってしまいますが、お赦しください のじゃ

やりたいことを諦めたくない気持ちと、やりたいことに身体が追いつかない・結果が出なくて辞めたい気持ちがせめぎ合って辛いです。
体感的に周囲に味方はいないと思っているので、話ができる人もいないです。ネガティブに押しつぶされそうなのでエールを貰えたら嬉しいです。
(人生相談の形にしたかったのですがうまくそういう形になれませんでした…)

私はこう、よく「視野の広さ」の話をするんですが、今回もその視野の話になると思います。
今の、この質問の状態って非常に視野が広い状態だと思うんですね。「やりたいことを諦めたくない。でも結果がでなくてどんどん心がしおれていく。どうすればいい?」……非常に抽象的で、もやーっとしているので、もっともっとこう、問題にぐっと近づいて細かく整理していけば、多少このこんがらがった悩みが楽になるんじゃないでしょうか。

まず、「やりたい」とは、何を指しているか、簡単な1文で表現してみてください。
例えば…そうですね、私はスキーをやっていたのでスキーで例えますと、「スキーをやりたい」という言葉は非常にフワッとしてるので却下です。
「県大会で1位になりたい」「上級資格を取ってスキー関係の仕事に就きたい」といった、明確なゴールを設定する。
もしくは、そうした明確なゴールを設定しないけれど続けていたい場合「スキーというスポーツをしている状態が好きだから、それを続けたい」という風に明文化します。

そうすると、おのずと「そのために何をすべきか」が見えてきますよね。
県大会で1位になりたいなら、そのためのトレーニングをする。
上級資格を取るなら、習って練習する。
将来的にスキーを続けられるようにしたいなら、スキー場の近くで働ける職場や職種を調べて、それに向けて就活する…などなど。

ここで、突然真逆のことを言うようでアレなんですけれども、県大会で1位を取りたくて頑張っても頑張っても全然結果が出ない、もう辛い…でも諦めたくない…という状態になった場合、私はそこを諦めどきとするか、もっと踏ん張れと応援するか、それはちょっとここでは判断できないです。それは「時と場合、本人の希望による」としか言えない。
少なくとも、今いただいている情報だけでは、私は質問者さんを「でも諦めないで!」って無責任に追い立てたくないですし、その判断には責任が持てません

なんか自分でも書いてて混乱してきたんですけど、そうですねえ…
まず、視野を少し狭めるというか、もっと細かく自分のやりたいことを考えてみるといいという話ですよね。「絵を描きたい」「絵で有名になりたい」じゃなくて「少年ジャンプで連載したい」とか、明確に目標を立てる
どこかの大学に行きたいなぁ」つってやみくもに勉強しても学力はそんなに伸びません。でも「○○大学に行きたい」って決めたら、その大学の赤本を買って集中的にやったら突破率は爆裂に高くなります。そんな感じです。
傾向と対策ですね。

で、その上で、○○大学の赤本をやりまくってもやりまくってもどうしても結果が出ない、これは諦めなきゃいけないか…?となったときに思い出してほしいのは、次は「大きな視野」です。
コレができなかったら人生終わるのか?本当にコレは自分の人生の目的か?
ざっくり言うと「失敗したり脱線したりしたところで、最終的に自分は自分のたどり着くべき場所にたどり着く」という悟りっぽい感覚なんですけど、これ、ちょっとなんか…無責任すぎます?大丈夫かなぁ?なんかすみません…

なんかね、諦めるという言葉にネガティブな印象を持ってる人って多いと思うんですけど、私は諦めるって悪くないじゃんって思います。私もよく諦める。
球切れした銃をいつまでも抱えてても役立たずですしお荷物です。「次!」って新しい銃を手にとって前に進む。じゃあ、それまでに使ってた銃は無意味だったの?って、そんなことは無いですよね。確かにそのときその場所まで、私を運んできてくれた銃です。人生において、充分に意味があった。

どうしても涙を拭いながら夢を捨てる瞬間って、ある人にはあります。でも、それは絶対に無駄ではなかったということを覚えていてもらえれば、きっとその夢の次に進み出すときの足取りも、少しは軽くなるのではないでしょうか?


……てな感じで
「諦めても良いんじゃね?大したことないよ!」
という気軽な諦め(方向転換)を提示することで、
「じゃあ、いつでも諦められるなら、今はもう少し頑張ってみるかな!」
と、再びすこし軽い足取りでもう一度歩きはじめてみるのも…
ア リ で す !

その判断は、お任せします。
ふふふ…いいこと言ってる風だけど私は無責任だ…悪いな…私はあなたの人生の責任は取れないからな!!!
でも逆説的に解釈すれば、あなたの人生の責任あなた以外の誰のものでもないんで、誰に何を言われても「じゃあ俺の人生、責任とってくれるんだな?」って脅すぐらいの気持ちで、我が道を行っていいんじゃないかなと、私は思います。私、我が道を行った結果、満身創痍でとんでもない場所にたどり着いてしまったような人、好きです!

選択し、どの方向にせよ歩いていく勇気を、応援しています。
どんな選択をしても、それまでのすべて、意味がなくなるなんてことは絶対にない、ということだけ覚えておいてくださいね。


追記:
味方がいない、ということでしたが、いいんじゃないですか?いつか見てろよってやつですよ!オメーらそこで指くわえて見てろよ、今でこそ私を嘲笑ったり指さしたり、存在にすら気づいてねーかもしんねーけどな、いつか暗がりで、最高のタイミングで、鍛えに鍛えたこの拳で一撃食らわせてやるからな。覚悟しとけよ!吐いたツバ飲まんとけよ!!!!!!カーッッッ!!!!!
…ぐらいの気合で、がんばりましょうぜ。あなたのことは知らないけど、私はそういう人好きですよ。

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