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2022グラベル直江津DAY2 熊谷ー佐久

いよいよ今回のライドのメインイベント。136KM 3000M UPしかも、御荷鉾林道後半のグラベルが雨の中かなり気になる。


前日はおいしい焼肉と控えめな(1日目だし)ビールで気持ちよく睡眠。目を覚まして何気なく外を見ると路面が 濡れている。

あーやっぱり。。

やはり荷物が多すぎるので昨夜20%ほどの荷物減量をして不要分(そんなに)を自宅へ送り返す。なんせ、グラベルで1000Mは初のチャレンジ。ほとんどグラベルではないんだけど、ロードでも1000M超のヒルクライムはきつい。。。

このくらいの雨なら・・と言ってはみたもののこれから一日中この雨と付き合うのか・・と気が重め。

気合を入れて走り出す。走りだせば意外と快適。。。と思って走っているうちにザーザーと振り出す。上着はレインウエアだが、下は普通のショーツだったので尻が冷たい。。。危険だし朝飯も食べていないので通りがかりのマックへイン。

少しでもチャリをいたわろうと軒下に愛機を置いておいたら店員に、通り道なので、、と冷たく言われ、仕方なく愛機を雨ざらしに。。まあ、これから長い間さらすから大した問題ではないのだけど、、、

目の前の交差点はすでに湖のような水たまりが。。

悶々と1時間弱待機。冷房により冷えてきて余計外に出るのがおっくうになってDNFの文字が。。。

多少やんできて、レーダーを見てもしばらく小降りになりそうなのを見計らって意を決してレインパンツをはいて外に出る。

雨は小雨になったがまだ車が跳ね上げる水がひどいのでしばらくは歩道を走る。歩道に雑草が茂っていてほとんどシクロクロス状態(笑)

じわじわと登っているのがわかる、いよいよ山が近づいている予感。

で、林道前の最後の補給地点神流町まえのセブンにて補給

水2L ハイドレーション 飲み水
おにぎり 2個
アンパン 1個
ゼリー 3個

ここから、上野村の道の駅までは全く補給場所がない
(本来なら後半の管理事務所に水は補給できるようだがなんと休みだったし、
水はハイドレーションに1.5Lだったがちょうど飲み干したのでおそらく晴で夏だったら全く足りなかったと思われる)
また、林道での水の補給はボトルだと危険なのでグラベルの際はハイドレーションバックがベストだと断言する。

林道登り口の神流町セブンにて雨は気にならないくらいにはなっていた。

いくぞ!と気合を入れてスタート上りだしたら後には引けない。もう、迂回路はほぼ ない。
しばらく462号を走って神流湖を過ぎたあたりでダムを発見

じわじわと登っているのがわかる

ここまでの登りは草津白根の前半の例の直登するヒルクライムに近い 暑くなって上着を脱いだり着たり。
そしていよいよ林道の入口の右折からの激坂へ。
入口から激坂のビデオ(このころはビデオをとる余裕もありました)

まだこの辺りは人の気配(笑)もあって、住人の方に
おはようございます!なんて挨拶する余裕も。

えーこれから長いよー!なんて言われてそうだよなーとわかっていながらもビビる。

激坂って標高が上がるのも早い30分くらいでもうこの風景

相棒きもやんと話しながらのヒルクライム激坂地区ではまっすぐ登れず蛇行しながらを繰り返す。 標高が上がるにつれて霧が出てくる

道は濡れているがあまり滑らない舗装だったので助かった

先日の鯖街道おにゅう峠でも1000M超のヒルクライムは一筋縄では終わらないのはわかっているので、淡々と登る 登る。

きもやんが突然あー雲海だ!!というので谷側を見るとこの風景

ほんと、水にぬれた体も登りの辛さも忘れる一瞬
 神々しいほどだった

もともと山登りは嫌いなのだがやはりこのあたりの山の中は違う。山が深いこと。。。

この水墨画のような山の上の山々。。たしかもう標高1000M位は登っていたと思うのだが。

我ながら山への耐久力がついてきたな。などと思いつつ登坂 最近マイペースならばある程度のヒルクライムはこなせる自信がついて生きた。ただしのんびり。。。

標高1000Mを超えてもまだまだ登りは続く このころはまだまだ元気

尾根沿いには出てきているんだが何せ縦断なので登ったり下ったりだけど基本的に1500Mくらいまではひたすら続く登りに気がめいってきはじめた。

ときどき訪れる絶景に驚くふりをして休む(笑)

この、ライドに際し、ある程度のペース配分を考えた、
最悪何としても林道は日没前には抜け出したいので、

神流セブン 9:30
秋葉峠 12;00
展望台入口 14:00
上野村 道の駅 15:30

を一つの目安とした

雨よけのためにセブンで1時間ほど時間をつぶしたので神流セブンスタートですでに30分ビハインド
秋葉峠11:30なのでこの時点で追いついた。

順調じゃん、、などと言いながら登り続ける

いよいよここからGOOGLE試走できなかったミカボ公園内の道へ=林道GRAVEL

いよいよ管理事務所への分かれ道ここからが本当の未舗装の林道へ。
かなり上っているのでこの時点でグラベルかよ。。とやや、、というかかなりショック
このあたりの動画

やはりグラベルに入ってからの激坂はかなりの体力消耗だった。

しかも、今日に限って林道の管理事務所はお休み。。
でもこの時点で14時くらいだからなんとか予定通りにことは運んでいると思っていたが、ここからが長かった

グラベルに入ってから400m近くの登り。これですべてを失った(笑)辛くてもうシャッターにもこたえる余裕がなかった

こうなるとお互いに自分のペースで走らないと共倒れになる。先を行くきもやんの後ろをヘロヘロでついていく私。。
この場で何と雨がひどくなる。風景は本当にきれいだった(ように思う)が
なんとか明るいうちに林道をくだらないと。。の一審でひたすら上る

もうビデオをまともに撮る体力もなくなる寸前。

で、何とか、下りへのT字路に到着お互いに握手。何とかなりそう。
でもここからがさらに長かった

こんな道が永遠に感じられた。
なんとか林道を走り切った やったぜ。。だが恰好が全然いけてない私。もはやそんなことはどうでもよかった

二人で下るぞ!と走りだすが、一度舗装路となった道は再び未舗装になったりの繰り返しで思うようにペース上がらず

疲れ切って通り過ぎようと思ったけどこの写真撮ってよかった


やっと舗装路の下に入って上野村道の駅に着いたのが確か5時前。

もうハンガーノック 体も冷え切ってなんか食わないと走れなかった。
なんとか誰もいない道の駅でキノコカレーを食べた。これで何とか走る気になった。

ここからは余裕なく写真あまりとれなかった。

再度スタートし薄暗い十国峠をのぼる。
しかも林道のほうを選択したのでいきなりの激坂。雨もひどくなる。
用意した2つのライトを最強にして走る、道端には帰る。ほかには川の音。

増水した川の音がともすると襲ってきそうな恐怖を感じる。急ぎたいが坂が急すぎてどうもこうも走れない。

ときどき先を走っていたが待ってくれるきもやんにほっとする。

もう、無の境地とはあの事だろうか?聞こえる川の音 見えるのはライトに照らされる黒い道。と時々現れる蛙。

もう登れず足をつくこと2度 

暗ーい林道を走ること2時間。。やっと最後の十国峠10km 710m upの峠を越える。あとは下るだけだ!!

ヘロヘロ走っているときもやんのチャリのライトが見える。
大島さん頂上です!!
やった!

もううれしいというか助かったというか。。

で。ここからの鬼のような下り
寒いし 雨ひどいし 暗闇怖いし多分今までで一番のダウンヒルだたっと思う。
人間必死になると思いもよらない力が出るもんです。

時々道端から出てくるネズミのような小動物。引きそうになる蛙、(多分なんびきも踏みつぶしたと思われる) 今にも襲ってきそうな川の轟音

んりゃー!とか言いながらふと道端を見たら。。。

巨大な鹿

で、ちょっと後ろを走っていたきもやんに。。

鹿 しか!しかー!!

と注意を促す。


あんなのとぶつかったらひとたまりもないですね。

現に帰宅して 十国峠 鹿 とかで検索すると鹿とぶつかったローダーの記事がありました。

すくなくともあの鹿が道路に出てこなかったのはおそらく熊鈴の意味があったのでしょうか?

で、ヘロヘロになってずぶぬれにて、佐久穂のローソンへ。
あと10キロほどだったが完全に低体温症

温かいコーヒーと肉まん食ってもぶるぶる

ホテルまであと10キロを飛ばす。

で、到着!!!

温かく、濡れそぼったチャリを室内に入れさせてくれたホテルの方に感謝。
そして、激励に来てくれたグラベルTさんありがとう

その後は、お疲れ様の日本酒と鍋で温まった。おそらく今日話した人間(コンビニ含め)4人くらい。

旧市街のさびれた居酒屋さんはとてつもなく暖かでした。

これがある居酒屋って最近すくないですよね

ちょっと飲みすぎたけど、自転車の醍醐味と1年間ともに頑張ってきたきもやんとなんとかみかぼ林道を制覇できたことで、うれしくてうれしくて、、

明日のことは明日考えよう とりあえずおやすみなさい。


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wanganchari
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