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インドは投資対象として無視するには大きすぎる

  • 人口世界1位

  • 国土世界7位

  • インド株式市場の時価総額は世界5位

という数値にもかかわらず、まだ一人当たりの国内総生産は$2500と低く大きなポテンシャルを見せる国、それがインドです。

今回はインド株に投資をする理由について私の考察を書いてみたいと思います。

世界中でインド人が活躍している

インドはITエンジニアとプロ経営者の輩出国としても知られており、
マイクロソフト、グーグル、アドビ、パロアルトネットワーク、ペプシコ、IBMなどの企業のCEOはそれぞれ、インド人、またはインド系アメリカ人です。彼らがエグゼクティブとして選ばれる理由は彼らが単体として優秀であることに加え、インドをはじめとしたアジア市場との関連性などもあるかと思います。また、ドットコムバブル後、アメリカに留学していた中国人が母国に戻り様々なベンチャー企業を立ち上げたように彼らもまた母国で起業、または何らかの形で母国に貢献したいという気持ちを持っているでしょう。

(因みに日本人で世界的な企業のエグゼクティブをしているのは私の知る限りはマイクロソフトのCMOの沼本健氏くらいです。)

また、仮にインドから世界で通用する企業が出てきた場合、これまで米国企業をCEOとしてマネジメントしてきたインド人エグゼクティブが何百人といるわけです。彼らを引き抜けばアメリカ人でも優秀な人達でもマネジメントできます。

ITエンジニアに加え、プロ経営者が豊富な国としてインドほどの国はないかと思います。

アメリカの大統領、副大統領候補でわかるインドとの関連性

有名な話ですがハリス副大統領はインド人とジャマイカ人のハーフです。
副大統領は大統領候補者が自らの選挙に勝つために自分に足りないところを補う傾向があります。

バイデン氏が副大統領候補にハリス氏を指名したということは、ハリス氏自身に能力と経験があることは勿論ですが、黒人であり、女性であり、インド系であるということは政権の大切な要素であることが想像できます。

また、トランプ氏の副大統領候補のバンス氏(39歳)はピーターティールのベンチャーキャピタルで勤務した経歴に加え奥さんがインド系アメリカ人です。

バンス氏に能力があることは勿論ですが、トランプに足りない「若さ」「若い富裕層へのネットワーク」「インド系」というのが政権に足されることになります。

とまぁ、両政権がインドのみを意識しているわけではないですが、インドを重要視していることは確かです。

インドの株式市場は日本の1/3程度

こちらの統計によるとインドの株式市場はまだ日本の1/3程度です。

今後インドの一人当たりの国民総生産が$2500から$20000に上がったらインドの企業群の時価総額はいくらになるでしょうか?

私は数十年後はGDPで世界2位、時価総額でも世界2位くらいに入っていると思っています。

投資するならEPI?

インドへの投資を検討するならEPIがお勧めです。
これはインド株式のインデックスに近く約300銘柄と組み入れ銘柄数は少ないですがHDCD銀行、CICI銀行、タタグループなどインドの主力企業が組み込まれています。

私はインドの国の成長は信じていますが、個別株の個別の企業経営を信じることはできません。私のように「インドの個別の会社は調べられないし、信じることはできないけど、インドの成長には張っておきたい」そういう方はインデックスへの投資というのは良い選択肢ではないかと思います。

代表的な組み入れ銘柄を見てみましょう。

HDFC銀行

インフォシス

リライアンス・インダストリーズ

どれも右肩上がりのチャート見せています。個別で銘柄を発掘しなくてもこれらの会社の成長を取り込めるのはいいですね。最後にEPIの株価チャートです。

思ったより横ばいですね。

私は全資産に対して3%程度ですが、EPIを組み込んでいます。今後も時期を見て買い増していき10%程度までポートフォリオ比率を上げても良いかなと思っています。

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