トランスメディクス第3四半期決算
10月29日トランスメディクス(ティッカーシンボル:TMDX)が第3四半期決算を発表しています。
EPSは予想31¢に対し結果12¢でした。(純利益は0.04億ドル)
売上高は予想1.15億ドルに対し結果1.09億ドルでした。
売上高成長率は前年同期比+63.72%でした。
2024年の売上高は予想4.25億ドルに対し新ガイダンス4.45億ドルが提示されました。第2四半期から据え置きです。
前四半期の売上げを下回り、その理由を季節性?としたことで失望売り
売上高成長率は前年同期比+63.72%とものすごい成長を見せていますが、この会社は過去100%を超える成長を見せており、初めて前四半期の売上、利益を下回りました。
↓からはカンファレンスコールを聞いた私の意訳です。ちょっと間違っているかもしれません。
この理由について経営陣は「臓器移植の需要が一時的に下がり季節性?のものだと思っている。私たちに強い競合はいないことから単純に業界全体の需要がこの季節は減っていた」というようなことを発言していました。
また、「既にQ4は始まっており、10月を経過しているが悪くない需要を受けている」というようなことを発言していました。
利益率の低下
売上高だけでなく利益も前4半期に対して低下しています。
同社は臓器を保管する機械を提供する会社ですが、臓器を早く患者の元に届けるために航空機を18機保有しています。(前四半期から3機増加)
また、パイロットの研修などで費用を使ったが、これらは臓器をより早く輸送するための投資で、これらが医師、患者に貢献しているとのことです。
私の見解
今回の決算で一番気になったのが売上高の成長率の低下で、その理由を「臓器の需要」としたことで「私はマーケット自体がそこまで大きくはないのではないか?」と考えました。
しかしながら、Q4について需要は高いと発言しており「We are just getting started(まだまだこの会社は始まったばかり)」との言葉も聞けました。
2023年の移植件数2300件を2028年までに年間10000にするとしており同社の移植技術が広まることで移植を検討する人(需要の拡大)がますます増えるという未来を感じました。
私の同社株の損失はかなり拡大していますが、少額しか保有していませんし、テンバガー候補の株ですのでボラティリティーが高いのは受け入れなくてはいけません。
Q4に売上が再度低下するようであれば売却を検討しなくてはいけませんが、今この瞬間に売るのはやめておこうと思います。